傑作だった
女性が空間の中でポツンと立っているようなフルショットが目立つ気がする
仏印で女中にしていたことを、戦後はアメリカ人がやってるみたいなセリフ、階段から女性投げ飛ばす小津の某作品とはあま…
有名な作品なのでタイトルは知っていたけど、こんな影のあるストーリーだったとは驚いた。
50年代のメロドラマって焦らされながらハッピーエンドになるんじゃないの?
オープニングの音楽からしてどんよりし…
なんで最後冨岡はあんなにも泣いていたんだろう。良さそうなことは分かったが、いまいち実感を持って観ることができなかった。それが悔しい。まだこの映画の本領を受け取れていない気がする。女優さんの目や眉毛の…
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これまで観た成瀬作品よりスケールの大きい、ダイナミックで恐ろしいメロドラマだった。時代のうねりもありながら、両者の立ち位置や感情が大きく移り変わり、終わりが見えないまま徐々に奈落に近づいていくよ…
消費される映画と対極にあるように感じた。カメラの取り方、音楽に派手さが一切なく、ただただ、心情の揺れを物語と役者の演技で描く。一途なゆき子がただただ悲しい。世話するわけではなく、女中にゆきこになにか…
>>続きを読む高峰秀子、美しい
特に寝顔が綺麗、あの眉と閉じた瞼の線が。
童顔で丸い狸顔、男好きしそうな顔立ちながら、清楚さだけでなくて、憂いや怒りが似合うのが良い
岡田茉莉子も可愛い。ツンとしたきつね顔で、都…
計9回反復される歩くシーン。うち一度だけゆき子と杉夫ペア。
会話をしながらの歩く2人の目線の動きが毎回異なっている気がする。お互いに対する心の揺らぎようが目線に出ているのだろうか。
一度観ただけで…