このレビューはネタバレを含みます
戦後1年の1946年東宝。成瀬巳喜男のサラリーマン喜悲劇。エンタツアチャコのコメディアンがサラリーマンの悲哀と意地を演じる。東宝争議ど真ん中、社会主義の香りに満ちたGHQ検閲下時代の謎映画。46年は…
>>続きを読む社員横山エンタツ、花菱アチャコの息のあった漫才芸風を、二人揃って一人前と下駄に例えて皮肉った社長菅井一郎の言辞を弄した偉ぶりに、二人は遂に堪忍袋の緒が切れて全社員の賛同を得るサラリーマン喜劇の佳作だ…
>>続きを読む終戦後、資本家と労働者の葛藤を喜劇タッチで描いた成瀬巳喜男監督作品です。
1946年、戦後から一年が経とうとする中、復興していく日本を舞台にしています。
その後の東宝争議を予感させる展開がありますが…