このレビューはネタバレを含みます
アンビバレントな感情の嵐
日々の生活に何の意味も見出だせない暮らしをしている主人公がオオカミと出会う前半。刺激を求めていたのかもしれない。好意か恐怖かはっきりしない感情。そもそも私はこれでいいのか…
邦題とサブタイトルの「私の中の獣」
「愛の対象は人間なんて-教わっていない」
で‥なんとなくオオカミを愛する禁断のロマンチックあるのかなぁと想像はつく……
女性アニアの一目惚れには違いないが、あら…
変態フェチ映画かと思ってみたらまともな映画でした。
現代社会での抑圧と獣性の解放がテーマかな? 狼はその象徴として撮られてる気がする。
wildは自然のなかでこそ美しいんだろうね。最後のシーンでそう…
無気力に毎日を過ごしていたアニアが、狼と出会ったことで常軌を逸した生活へと身を投じる…。近所の住民や同僚にとっては悪夢としか言えなくて同情する…。彼女の周りには、好意を持つ女性に暴力でしか愛情表現で…
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「思い付いたことを喋るな」
この台詞が彼女が野性に、動物になっている様を端的にあらわしていて、直後のシーンも相まって印象的。
初めは人としての素行が荒んでいくだけだが、次第にそれは野性への過渡だとわ…
私は自分の野生を解き放ちたくはないなと思ったし、文明社会は最高なので原始には絶対帰りたくないなと思った。ノンプリミティブ。
「彼」のボリスに対する行動はアニアにとっては決定的な解放を意味するのか…
拉致監禁…と思った
服のセンスがめちゃくちゃダサかった
マンションの階段がかっこよかっただけに(ウケたけど)、そこで使われた音楽が英語のあんまり合ってないので残念だった
ドイツの低賃金労働者は…
固定させた都市的デザイン及び音楽にアイコンとして狼を登場させるという視聴覚的トライ。ビジュアルとしてブレることはなく都会の空気感をシュールに映すことに成功していればコンセプトとして眺めてられよう。ワ…
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