気付いたら開催されてた小田香特集。
ノイズの定義が騒音だとすると、今作の音は決してノイズではない。とにかく心地良すぎる。
時折完全にメロディと化しつつ奏でられる環境音には、本当に現場で録ったんか?と…
暗闇から抜け出すと雪の白さの眩しさとそれに反射する太陽光の眩しさに恍惚を覚えた。
先も見えない土埃と霧、流れていく泥、光に照らされた立ち込める粉塵
もう一つの地球?太陽光との関わりを断ち闇とノイズで…
光と闇とノイズのみが劇場を支配する1時間。
ストーリーはないに等しいが
鉱山の外→坑道を通って中へ進む→鉱山の中
→坑道を通って外へ出る→鉱山の外という
動線のみが規定されている。
序盤から煙をあげ…
カメラ固定で重機みたいなのがゆっくり横移動していくのは逆タル・ベーラ味があった。
思えばこの映画の中でカメラはほとんど移動しておらず、移動すると言ってもそれは炭鉱の中へと進むトロッコに乗っかった上で…
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