スチルカットの使い方が本当にうまい。
登場人物が出てくるときの顔写真とテロップや戦況を写した膨大な写真によって、新聞や記録を見せられているような感じがするし、表情や遺体のスチルでは時間が止まるような…
戦争の怖さ、第二次世界大戦時の日本政府の酷さを伝える作品。
深作監督の演出は目を見張るものがあり、すごい。
けど、セリフで作品のテーマを言いすぎてないかと思った。昔の映画あるあるな気はするけど、メ…
2025/7/12
昭和46年、終戦から26年経過したが、夫(丹波哲郎)を戦争で亡くした妻、左幸子が、夫の死が戦死ではなく、死亡と書き直された通知のために遺族年金ももらえない事で厚生省を何度も訪ねる…
音も含め、演出はだいぶ苦手だったけど、ぐるぐる回っていく展開の面白さと、回るたびに痛感する戦争というものの悲惨さ、さらにはある意味無意味ともいえるような死の描き方、死の矛盾などなど、刺さるところもた…
>>続きを読む深作監督らしからぬエンタメなし、サスペンス風の重い戦争映画ですね。
昔の人は美化されがちですが、いつの時代も人の醜さは変わらない。下っ端ばかりが責任や後悔、苦渋を負わされ、A級戦犯やお偉いさん方は…