羅生門の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『羅生門』に投稿された感想・評価

Benito
4.5

【 88分に凝縮された映画史に残る作品 】

芥川龍之介の短編小説「藪の中」をベースに「羅生門」のエピソードなど加えて映画化された作品。武士が殺された事件について被害者、被害者の妻、加害者の盗賊が三…

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ー
3.7
3つの異なる視点からひとつの物語が再構成される

エピソード記憶という用語があるように、人は真実はどうであるかに関わらず、印象に残った・自分に都合の良い事柄だけを記憶として保存する性質がある。
はと
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世界のクロサワだ。
事件に対して複数の証言から真実は何かを知るストーリー。ミステリーとしてはかなり古典なので謎もクソもないが、キャストの演技力とモノクロのショットが素晴らしい。伝えたいメッセージも人…

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oo0
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世界の見方は無数にあるから面白いし、辛い

登場人物全員臭そうすぎる、映像からもう匂いがぶよぶよと鼻へつんづいてくる。ケモノも昭和も嫌な家の匂いとかも全て鼻へ入ってくる。眼で観ることよりも、鼻で観ている時間の方が長い映画でした。湘南の女の人達…

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これが噂の羅生門!!!

引き込まれる語り口。
白黒なのに、集中するほど色まで想像できるし、まるで自分もその場を目撃したみたいにすぐそこで人物たちが動いているように見える臨場感。

BGMも大きめで…

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1303
3.5
藪の中で起るある殺人事件を巡り口寄せた被害者(!)を含めた関係者が顛末を語る ..
証言の食い違いから徐々に各々のバイアスや思惑が浮かび上がる構造にミステリーの根源的な面白さを感じました。
高校の授業で見た。喋り方とか表情の作り方に馴染みがないなと思った記憶がある
密室劇観てるかのような交錯具合

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