盗賊に夫婦が襲われたけど、3人の証言者の言ってることが全員違うって話。
叙述トリックをこの時代に映像化するのヤバすぎる。超計画的な撮影と綿密すぎる脚本が無いとここまでできない。
人間って結局…
このレビューはネタバレを含みます
登場人物の証言が全員一致しない誰が本当のことを言っているかわからない
人間の自己中心的な脚色なのかはたまた真実を述べているのか全くもって最後までわからなかった
最後赤子を持ち去った男も果たして6人の…
このレビューはネタバレを含みます
芥川龍之介の短編小説『藪の中』と『羅生門』を基にして作成された映画
初めて黒澤明の映画を鑑賞した。何となく敷居が高かったが、今見ても普通に楽しめた。『羅生門』は高校の時に授業でやって何となく覚えてい…
登場人物の主観によって、ひとつの出来事が好き勝手に姿を変える。「蔑んだ目の夫」「うっとりする妻」「赤ちゃんの肌着まで盗もうとする」は自分の心がそう見せてますよね。
後に「羅生門効果」と呼ばれるほど…
雨、風、光。自然が活劇する。自然に活劇させる。天から降る豪雨、地面に這いつくばる女の叫び声。三船敏郎が言う「風が俺を狂わせた」
自然と人は対等。天地人は対等。黒澤明はどこまでも地平線を漕ぐ。
『…
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