アントワーヌの半生を振り返るような作品。シリーズ最終章で回想も多く、相変わらずなアントワーヌになぜかほっとする。
登場人物も増えて、面白い。あの少年時代があって今の彼があるということがわかる作品にな…
このレビューはネタバレを含みます
無事逃げ去る事に成功したコレット&クリスティーヌのアンチドワネルクラブ結成と新たなる犠牲者サビーヌ、それぞれの恋路が軽妙に絡み合い、渦中の張本人である愛すべきバカの冒険を振り返るファンサービス。
…
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」最終章。
『大人は判ってくれない (1959)』を除いて1番面白かった。
トリュフォーは元々、本作を撮るつもりはなかったらしいが撮って大正解。
過去作の映像を使った…
ドワネルが相変わらず人たらしだったけど、どうにも憎めなくて可愛く思えてしまう。関わった女たちみんなそうなんだろうな。
最初から最後まで柔らかく芸術的な映像だった。トリュフォーってすごいな。美術館で作…
1959年のトリュフォーの長編デビュー作『大人は判ってくれない』から20年後、アントワーヌ・ドワネルシリーズの第5作目であり完結編である本作が公開された。過去の作品の回想シーンがふんだんに使われ、ア…
>>続きを読むアントワーヌ・ドワネルの冒険を総括するように、その半生がこれまでのシリーズのフラッシュバックとなって逃げ去る現在を浮かび上がらせ、物語の襞を一層軽薄にしていき、高速のカットバックの末に映画はさらに遠…
>>続きを読む2021 年 15 本目。
ヌーヴェル・ヴァーグの名を一躍高からしめた『大人は判ってくれない』から 20 年、アントワーヌ・ドワネルの成長(?)を描いてきた「ドワネルもの」の最終作。これまでの「ド…
足掛け20年に及ぶアントワーヌ・ドワネルの冒険も遂に最終章。他のシリーズ作を回想シーンとして盛り込む事により、ドワネルが如何に外見だけは老けたおっさん(と言いつつ相変わらず童顔のレオー)になりながら…
>>続きを読む