赤線地帯に投稿された感想・評価 - 10ページ目

『赤線地帯』に投稿された感想・評価

社会問題とか不幸な話取り上げといて淡々と映し続けるのカッコいいぜ
cyph

cyphの感想・評価

3.9

売春防止法施行直前の吉原は「夢の宿」の物語 溝口って雨月物語しか見たことなかったけどこんなにしっかり「女たち」を撮るんだ…しかも遺作なんだ…ていう衝撃 明日カノじゃんって100回思ったし、明日カノで…

>>続きを読む
青

青の感想・評価

4.5

恥ずかしながら「赤線」という語の意味を知らなかった。そしてとても良い映画だった。国家による風紀への介入というマクロな視点が、社会の隅っこでなんとか生きなければならない女性のミクロな個々の視点と結びつ…

>>続きを読む
m

mの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます


溝口健二の描く世界っていつも胸を抉られるような哀しみ。

好きなんだけど、本当に悲しくなるし、やるせなくなる。
しかも溝口健二はいつも、悲劇をとっても美しく撮るから余計に悲しみが辛くなってくる。

>>続きを読む
K

Kの感想・評価

3.4

売春防止法。吉原の「夢の里」を舞台にした群像劇。悲喜交交。怪談のような音楽。「八頭身や」。「自分のものを自分で売るのがどうしていけないんだろう」。「あんまりサービスしたらあかんで、お里がばれる」。ミ…

>>続きを読む
トマト

トマトの感想・評価

4.1
初っ端のカットから惹かれる
思いっきり社会的映画だが計算され尽くした構図、ゴダールも影響受けるわけだ
あと札を数える様子が良い、着物の中に札を入れるのも良い
見ながら、店の風俗営業許可証と
お母さんの「ここは戦場」って言葉を思い出してた
ここに出てくる男が嫌いだよ全員だよ

1956年作品。赤線で春を売る女たちの物語。
失礼なことを書きます🙇‍♀️‪‪
当時ってこんなんで売春婦になれるの?と呆然。パンチパーマで銀歯の人(40代?)とか日本髪のカツラを被った太めのおばさん…

>>続きを読む
浮遊

浮遊の感想・評価

4.2

おんなたちのせいかつがひとりひとり、しっかりそれぞれが描かれているのがとっても親切でよかった
京マチ子さまが「うち、ヴィナスや!」と高らかにはしゃぐようす、なんたっていい その通りでした
子どもに、…

>>続きを読む
敗戦の混乱状態に、女たちの生きのびる道
は人類最古の職業であった。
売春禁止法が施行される寸前の、女たちの
戸惑いを描く。
現代史を、見事な映画に仕立て上げた名作である。

あなたにおすすめの記事