赤線地帯の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『赤線地帯』に投稿された感想・評価

3.5
生きることについての議論としては、現代と大きく通ずるものがある。
aco
3.5

売春防止法案が国会で審議されている時代の吉原を舞台に、様々な事情を抱えて身体を売る娼婦たちの生き様を描く群像劇。

ある女は傷つき、ある女は狂い、それでも強かに生きる娼婦たちの生き様が逞しい。
一方…

>>続きを読む
葛木
3.8

各々が娼婦として働く事情とその周辺の人、強く生きていくことの寂しさを淡々に描く感じが良かった。みんなでいるけれど、強烈に個人主義なところが東京っぽい。

・冒頭の東京の街並みと主音楽
・「八頭身や」…

>>続きを読む

ずっと観たかった京マチ子×若尾文子の赤線地帯の群像劇。

したたかな若尾さん、サバサバマチ子さん。

今作は若尾さんが嫌な役ではあるがあの時代のあの状況ではあれが正解なのかも。

わたしの大叔母がし…

>>続きを読む
mshm
5.0
大傑作すぎる、星5億でお願いします
シチュエーションも画も演技もセリフも全てがいい、音楽もすごく良い
そして若尾文子、河合優実に似てない?すげえ美人
助監が増村保造だった
N
-

(メモ)
鑑賞日 2023年
監督 溝口健ニ 白黒の肖像画めっちゃ優しそうな雰囲気だけど、めっちゃすごい監督。黒澤明監督・小津安二郎並ぶ日本3代映画監督。
動機 先ずこの監督知ったのは映画を勉強し、…

>>続きを読む
take
-

ミッキーみたいにサバっとやってけるもんやないんやろなあ、あっけらかんとしたキャラクターかなり面白いけど。
したたかに生きなきゃ生きていけないけど、その道もかなり細い。家族や周りからの侮蔑的な目に耐え…

>>続きを読む
EITO
4.5

めっちゃいい、
西鶴一代娘が恐ろしすぎて観るに耐えなかったぶりやからビビってたけど話の展開は祇園囃子よりで安心した。
登場人物多いから個々の不幸を寄り添って観て一緒に苦しむ必要もなく、キンタロー顔と…

>>続きを読む

溝口健二監督、成澤昌茂脚本、京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、町田博子、川上康子、進藤英太郎出演、黛敏郎音楽、宮川一夫撮影、1956年作品。本編の一部に芝木好子『洲崎の女』を導入しているが、…

>>続きを読む
Qwerty
4.0

女たちが手のひらを返すときの力強さに都度ぐっときた
短い時間で異なる5人を描き、それぞれの背景を説得力を持って見せるのが凄い
悲劇でもハッピーエンドでもない最後は変化の有無を示唆しないというか、彼女…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事