キム・ミニは逃げているようで待っているようで、はなれたいのか近づきたいのか、怒ってるのか諦めているのか。
ホン・サンスのことはまだ良くわからないんだけど、だいぶ私的な映画
〈愛は、〉不幸なの?
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ホン・サンス監督『夜の浜辺でひとり』(2016)
ヨンヒ(キム・ミニ)の可愛げを含んだ不誠実さ、不足感、孤独が他者との平行線をつくりだすテーブルの上にあらわれ、ぶつかって瓦解し、笑いに転調していく…
酒癖なのか、たまたま思い悩んでいたことにひっかかったからといって突発的に言葉を発しただけなのか知らないけど、あんな初対面の人がいる複数人の飲みの席で、あんな空気作られると地獄だからやめて欲しい、見て…
>>続きを読むタイトルがホイットマン『草の葉』の「藻塩草」という章のひとつから取られているだけあって、かなり詩的。
居酒屋の壁に貼られている?詩を見て「パク・ジョンハって、あのパク・ジョンハ?」と聞き、もうひとり…
海辺に潜む予感の象徴。
エリック・ロメールとか濱口竜介に通ずる会話劇。
いつかこの手の物語に漂う空気を形容したい。定義ではなく。
(もう成されているかもしれない、あるいはされる必要がないかもしれな…
ハンブルクの川辺(エルベ川というらしい)があんまり静かで、こんなに凪いでいることってあるんだなと思った。川だけど砂浜で、ふつうに木が生えていて、好きだった、きれい。陽が落ちて青い空気の時間帯のことが…
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