ハートの移植の物語。事故で脳死となった若い身体から、同じような年齢の息子が2人いる壮年の身体へ。
女性の小説家の作品が原作で、監督、脚本をこなしたのは’80年生まれのカテル・キレヴェレさんという女…
医療系の話は頗る興味津々。
主演がタハール・ラヒムなの?ってそれだけで引っ張られて、内容は詮索しないまま鑑賞。
臓器提供、心臓移植に纏わる、提供者とその家族、受ける患者とその家族、そして携わる医師…
このレビューはネタバレを含みます
誰かの心臓が誰かに渡るまで。関わる人々の様々な思いをとても丁寧に描いた、まさに原題"Réparer les vivants" (直訳: 生きている者を癒す、治す)をまっすぐに表現した作品だった。
…
脳死したドナー、その家族と恋人。
移植を待つ患者、医師と臓器移植のコーディネーター。
別れをやり直す時間とドナーへの敬意。それぞれの夜が静かに過ぎていく。
重たいテーマに関わらず、観終わって少しだけ…
17歳の少年が事故に遭い脳死状態となる。心臓移植をめぐって繰り広げられる喪失と再生の物語。息子が亡くなった事さえ受け入れられない状態なのに臓器提供とは。そして日々死と向き合う人へ与えられる生。関わる…
>>続きを読むガス・ヴァン・サント監督を敬愛するという、カテル・キレベレ監督による心臓移植を巡る物語。
テーマとは一見相容れない叙情性はなるほどと思わせる。
即物性と乾いた叙情を、対比と均等と呼んでみたブロ…
心臓を取り出すときに海の音を聞かせるシーンがとても綺麗で儚かった。
臓器提供で救われる命もあるけど、自分の息子の心臓はまだ動いているのに臓器提供することによって完全に命を絶たせる決断をするのはとても…
医師から説明を受ける時の通路、暗い。両親の気持ちを表しているよう。
息子の部屋、無機質。虚無。
医師の若い方は助けたい気持ちでドナー提供を依頼しているように見えるが上司は点数稼げるからか人の死に付き…
このレビューはネタバレを含みます
【2022年おうち映画 108本目】
シモンのことは最低限のことしか描かれていないのに、周りの家族や恋人(彼女のことも少しだけ)の描写と、特にトマの行動に感動した。
突然亡くした愛する息子を臓器…
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