シェイプ・オブ・ウォーターの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

シェイプ・オブ・ウォーター2017年製作の映画)

The Shape of Water

上映日:2018年03月01日

製作国:

上映時間:124分

あらすじ

1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。 人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。

「シェイプ・オブ・ウォーター」に投稿された感想・評価

Surreal yet ever graceful, Guillermo del Toro’s spellbinding passion project, Shape of Water finds the peculiar storyteller at its directorial peak. For it is brave and stupendous; Del Toro’s adult fairytale blesses the desolate, adaptations-driven landscape of modern Hollywood with glimmering light of originality. One that evokes new lores, new imageries, and new frontier. Ultimately act as a hefty surplus to complement dialogues among moviegoers for many years to come.

Shape of Water exhibit complete mastery in visual design. Bathing scenes in aquatic green to poetically convey its unwelcoming and suffocating world. Its predominant presence allows any shift in color the more impactful to audiences. Metaphorically, Shape of Water act as a love letter to cinema of the past. Recapturing iconic imageries that represents romance, mysteries, and thrill. Reinforces the cinema as this powerful—and timeless—vessel for storytelling, therefore establishing Shape of Water as one of 2017’s most quintessential feature.
あや

あやの感想・評価

4.4
大人版E.T.のような作品。非現実感と現実感、台詞の小ネタの面白さと冷戦というシリアス感、人と人との間の関係の緊迫感と優しさ、そして全体を通した薄暗いトーン、全てのバランスが絶妙で、冷たいのに温かな、ハラハラしながらも切ない、不思議な新感覚を味わえました。
トランプ政権批判要素は確実に入っていると思った。差別を受けてる人よ立ち上がれ、というメッセージを強く感じました。
伏線回収も素晴らしく(特にモノクロになる場面)、オープニングも現実感ないなと最初は思ったけど後から思い返すと素晴らしい😭
エログロ苦手なのでしんどいタイミングもありましたが、なにせ曲がよかったのでみていられた!観終わった後も頭の中でしばらく鳴り続けるような、心地よいテーマ曲でした。予告で曲が良い!と思う映画はなかなかなかったので、本当によかったです(the king's speechやグランドブダペストホテルと同じ作曲家)。
観ている途中というより、観終わって色々考え初めてから良さがじわじわわかってくるようなそんな映画です。
Kn8p

Kn8pの感想・評価

5.0
舞台はアメリカなんだけどどこかアメリのような世界観。ファッションや車がとってもすてき。

ほんのちょっとのリアルなエロスと、人間の汚さゆえのグロテスク。当時の人種差別や女性のひどい扱われ方。みんな毎日それとなく必死に生きている。そして、まさか、まさかの、エンディング。

すばらしかった。これは満点に値する。
れいこ

れいこの感想・評価

4.4
美しい。本当に最初から最後まで夢のあるおとぎ話。細かいところまで行き届いていて、全部をわかるのに複数回見ないといけないかも。デスプラさんの音楽もすごくいい。
20180114鑑賞。米ソ冷戦時代、人型の水棲クリーチャーと言葉を発せられない掃除婦イライザとの禁断の愛の物語。伏線もあり、先は大凡読めるものの楽しめた。始まって数分でイライザが自慰をやり出したのには面食らったが(笑。触と食、性と生、これらは自分以外の"ヒト"との間の根源的な"モノ"だと思った。イライザの心の変化が表情やいでたちに表れてくる過程がいい。デル・トロ監督の現代人に向けたメッセージが伝わってきた気がする。
marisoooo

marisooooの感想・評価

4.2
素晴らしかった。
世界観や時代背景が良い。どことなく暗い世界で生きている、話す事の出来ない主人公が半魚人と心を通わせることで少しずつ変わっていく…
徐々に地味な服がポスターにもあるように赤に変わって、劇的に変わって行くわけでは無いけれど、今まで彼女の世界に無かった「愛」が彼女を変えて行く。
彼女の気持ちに一緒にウキウキしたり、心を痛めたり、ドキドキしたり。

主人公を演じるサリーホーキンスの演技力に胸を打たれます。喋ることの出来ない主人公を見事に演じている、そのパワーがすごいです。ブルージャスミンで観た時の彼女とは別人。すごい。

と、なんとなく重厚ドラマな感じをさせながらも、ユーモアもあり。
そして冷戦下の怪しげな実験施設ということもあり、かなりスリリング。
ポスターに似合わずかなりハラハラした展開で、終始落ち着かない…という笑
そして、ややグロい。グロいのダメな人はあまりオススメできない…かな。
映画館ではアアアア、ウワァァという声がちょいちょい聞こえました笑

ラストも良いです。

映像も素敵で、音楽も本当に素晴らしい!!!
momoko

momokoの感想・評価

-
設定がいい。60年代、暗くてじめっとした映画だけど純粋でバスルームで抱き合うシーンとお互いが気持ちで通じ合ってるかんじ、感情表現が豊か。主人公は美人じゃないけどセクシーでエロい。
2018年3本目。

GG賞にて監督賞・作曲賞受賞ということで、
一足先に試写で鑑賞。
70年ぶりに金獅子賞とアカデミー作品賞のW受賞なるか?いけ!!デルトロ~~!!
yuien

yuienの感想・評価

4.0
どんどん多様化する現代のメルヘンの形、または、古典的なお伽話への21世紀のアンサーなんだと、そんな風に思う。ここには誰からも愛される可憐なお姫様も人々から慕われるハンサムな王子様も登場しない。スポットを当てられているのは1960年代当時のアメリカで蔑ろにされた社会的弱者たちである。けれど、この作品は単なる懐古的で奇異なラブロマンスではなく、アレゴリーを美しく施した現在進行形の話でもある。個人単位の差別に対する問題意識がだいぶ改善されているものの、まだ充分に寛容的とは言えない現代の社会でこそ必要性を感じるロマンチックな寓話で、トランプ政権に対抗するデルトロ監督の力強い意志も所々感じ取れた。

shape of water とはshape of loveであり、形のないもの、形に囚われないものでもある。また、自分とは異なるものとのコミュニケーションに直面する時、水のような柔軟さ(或いは包容力や寛大さなど)をもって、臨むべきなのだ、とそう感じた。
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