おじいちゃん、死んじゃったって。の作品情報・感想・評価

「おじいちゃん、死んじゃったって。」に投稿された感想・評価

私は地球最後の日はセックスしていようと思っている。主人公はそこまで悩む必要はないのでは。

お葬式の良さをうまく描いた。

自分の中の故人への思いを他の人となんとなく比べてしまう。故人と周囲の人との関係の濃さや思い入れの深さを測ってしまう。

久しぶりに親戚で集まるということに気合の入る人もいるだろうが、ときに会いたくもない家族や親戚と向き合うことも。言いたくもない自分の近況をみんなで共有することをあることだろう。聞きたくもない故人や自分への一言も出ようというもの。かけたくもないハゲ隠しスプレーに出あったりもするものだ。

お葬式のクライマックスはなんといっても火葬の瞬間ではないだろうか。本作はそこもうまく盛り上げている。ツボは外さないなと感じた。

森ガキさんは監督初作品だからあーだこーだ言われているが、胸を張って欲しい。等身大で自己を見つめる登場人物たちを表現しきった。タバコ嫌いだからってこの映画を批判する人は的外れだし。

心を惹きつけられたのはヒッキーの兄ちゃんが走り始めたときだった。なぜかはわからないけど。
MissY

MissYの感想・評価

5.0
上映期間の最終日に見れた! ほっ。見て良かった!光石研さん目当てで前情報あまりないまま見たけど、じんわりくる映画だった。身内が亡くなったりすると、葬儀だなんだでバタバタするから確かに悲しんでいる暇はないというか、当事者は多分後から遅れて悲しみが押し寄せる感じだよなーと、父と母が相次いで亡くなった時のことを思い出した。おばあちゃんの昔を思い出す吉子の弟の回想シーンにホロリ。それぞれの家族のすったもんだが、ありそうな話でどれもリアルだったなー。それにしても、やはり男は頼りなくてダメダメで女はたくましいなぁ!(笑)そして吉子の彼氏の圭介君ホントにいい奴やー!歌も良かった。全然知らないミュージシャンだったけど好きになりました。
おじいちゃん、死んじゃったって。
11/4公開ですが 一足早くレビュー。

とある地方都市
祖父の訃報の電話を受けた春野吉子(岸井ゆきの)は、祖父の死に際に彼氏とSEXしていたことに罪悪感を抱いてしまう。
それぞれの事情でまともに涙すら流さない家族や親戚に違和感を覚えつつも、負い目から傍観し続け葬儀の準備に追われていく。
失業したことを隠す父 清ニ(光石研)、喪主を務める叔父 昭男(岩松了)、独り身ながら地元を離れ裕福な生活を送る叔母 薫(水野美紀)。
一人残された祖母(大方斐沙子)の今後を巡って言い争いが始まり、やがて本音をぶつけ合う兄妹達。
見るに堪えない光景に割って入ろうとする吉子であったが…。
祖父の死をキッカケに集った家族達の姿を通し、人の死がもたらす繋がりを描いた作品だ。

いつかは訪れる家族の死
まだ経験していない人もいれば、多く経験した人もいるだろう
ぼくは父方の祖父を幼い頃に、母方の祖父を数年前に亡くした
物心付くか付かないかの幼少期はさておき、数年前に経験した葬式と重ねながらストーリーを追っている自分がいた。

祖父の命が潰える時に、命が生まれるための行為をしていた吉子
真逆に位置することをしていた不謹慎な感覚
誰にだって分かると思う
他県で大地震が起きた日にディズニーランドで楽しんでいたような
終戦記念日に人を殺しまくるガンアクションゲームで爽快感を得ていたような
米イージス艦の衝突事故が発生した日に金曜ロードショーで「バトルシップ」が放送されるような
そんな感覚に近しい
だけど、認識していなければ平気で真逆の行為をできてしまうのが人間

どんな状況にあろうとも飯は食うし、オシッコもウンコもする
SEXだってするし、相手がいなきゃオナニーだってする
この世の終わりかと思える程の出来事に遭遇したって、実際世の中は大して変わっちゃいない
悲しみが癒えれば平常運転にだって戻っていく
打ちひしがれて何にもできなくなるようじゃ、この世界で生きてはいけない
そうして人の死すら乗り越えていく
それでも、認識してしまえば割り切れないことだってある
仕方のないことだと分かっていながらも葛藤する
それもまた人間。

祖父が死んだ時、ぼくは泣いた
泣いたけど、思っていた程泣けなかった
号泣している母に申し訳ない気がして、無理矢理にでも泣こうとした
吉子とは違ったカタチで罪悪感を抱いていた
ただ、苦しむ祖父を見ていた時の方がツラかった
「これからの時代は大変だから頑張って生きていけ」と病室で言ってくれた時の方が泣けた
亡くなる数日前に唸り声を上げた時の方が胸を締め付けられた

突然訪れる死と、訪れることを覚悟した上での死
やはり受け止め方は異なる
どちらも悲しいことに変わりはないが、覚悟しておいた方がある程度ダメージを軽減できる
泣けなかった自分を擁護するわけではないが、葬式において泣けなくなる理由だってあるのだと思う。

葬式
それは非日常の出来事
慣れたくもないが、慣れていなければ段取りをこなしていくことで精一杯
立ち位置次第では葬式の費用やら諸々の準備にだって追われる
不慣れ故に、思い出や悲しみに浸ることが許されず涙が流れないことだってあるはず

こんな言い方は良くないが、親戚とは名ばかりの誰かも分からぬ連中とだって関わらなくちゃならない
浪人して引きこもりの昭男の息子 洋平(岡山天音)が、定職に就かずフリーターみたいなことをしている自分と重なって見えた
まともに面識も無い親戚に、どうして自分の現状を探られなくちゃならないのだろう
親戚だからといってこちらのパーソナルな部分に立ち入る権利は無い
自分に自信が無ければ、こんな卑しい想いにだって駆られてしまう
亡くなった者を弔う場だというのに、悲しみどころじゃなくなってしまう
ぼくは吉子や洋平に感情移入してしまったが、あなたの現状次第では寄り添える人物も異なってくることだろう。

各々に抱える事情があったとしても、家族である限り葬式には参加しなければならない
葬式や結婚式などの機会がなければ、家族・親戚が集わないのも事実
祖父が死んだ日にぼくは思った
親戚が集まって 久々に家族5人揃って 号泣している母を見て
あんな涙を流させたらいけないなって
卑しい気持ちに駆られないで済む自分に、家族を安心させられる自分にならなくちゃいけないなって

相変わらず宙ぶらりんな生活を送っているのが現状だけど、少なからずあの日が原動力にはなっている
しっかり泣けなかったことが負い目にもなっているが、家族の繋がりを再認識できた日でもあった。

葬式の経験有無次第では置いてきぼりを喰らうかもしれません
ですが、今のあなたに届かなかったとしても いつかのあなたには届くはず
今はしがらみだったとしても いつかは繋がりにだって変わるはず
離れて暮らす家族に逢いたくなりました。

ぜひ劇場でご覧ください。

青春★★★★
恋 ★★
エロ★★
サスペンス★★★
ファンタジー★★★
総合評価:A
はち

はちの感想・評価

3.8
おじいちゃんの訃報が入ったときに彼氏とセックスしていたことをちょっと後ろめたく思ってる岸井ゆきのちゃんがかわゆい。

そしてそれに対してのお坊さんの回答に心を打たれた。

どこかで人が死んでも、お腹は減るしまた生まれる命もある。セックスだってして当たり前です。

ほうですね。ほうですよね。
悲しんでない人はもれなく、
ひとでなしになれるお葬式、
本当は死んだ人のためにやるものではなく、生きている、
残された人たちのためにやるものなのかも。
小野花梨ちゃんすごくすき。
みんなの演技が自然でした。
田舎の自然と演技の自然がマッチしててすごくいい物語でした。
ある人が発散した時涙がでました。
アリサ

アリサの感想・評価

3.9
岸井ゆきのちゃん目当てで観たけど、とても好きな映画だった。
親戚との関わりが冠婚葬祭しかないから、距離感とか分かるなあ〜

誰かが亡くなっても、その人以外の生活は続いていくし、お腹も空くし、どこかでまた新たな命が生まれる。それが世の常だと言っていたお坊さんの言葉が響いた。
Knot

Knotの感想・評価

3.7
きろく
しろ

しろの感想・評価

3.5
お葬式ってドタバタとみんな忙しなく葬儀会社に電話したり、喪服用意したり、故人の親戚、知人に連絡したりやる事いっぱいですよね。

でも、人が亡くなってやる事沢山で忙しくしてるのは、急な悲しみに心がついていけないのを紛らわす為なんじゃないかな。

吉子が何気ない彼氏の言葉で涙してたシーンと最後の写真撮影が印象的。

感情ってそんなすぐに反応してくれない時もあります。
遅れてくる感情ほど溜め込んでいたものなのかも。
kaho

kahoの感想・評価

4.3
すきだわ
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