何処にも辿り着かないロードムービー。
中年のおばさんとリアルな禿げ方をしたニートが繰り広げるファールフライの数々。
特にUターンは、全Uターンの中でもぶっちぎりのダサさ。
情けないシーンの連発…
フロリダのリゾート地から少し離れた、寂れた田舎、開発の進む湿地帯が舞台(ローケーション)なのだけれど、ここで巻き起こる事件や、小さなアクシデントの数々が、とても閉塞感があって素晴らしかった。
とても…
ケリー・ライカートのデビュー作。どこか間抜けでコミカルな逃避行にみえて、盛り上がりも無く最後を迎える。どこに向かっているようでもないし、犯罪映画のドラマチックな展開を本人たちは期待しているのだろうけ…
>>続きを読むジャンプスケアはありません
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良かった
この「どうにもならなさ・どこにもいけなさ」みたいなのは私ひとりのものであって、誰にも渡さないという決意と、そこに垂れている…
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