固定カメラには常にその画角の外側に向かう流血や移動運動が焼き付き、人物や動物の動きをカメラが追いかければまるで捕縛されたように映る。冒頭の牛のシーンよろしく、出ていく人といけない人を活写するこの映画…
>>続きを読む冒頭の屠殺シーン。丁寧にセネガルの生活を見せてくるなあと思ってたら太陽族みたいな連中が主人公を縄で縛りだし、そっからリンチを匂わせるシーンにカットバックで入る羊の屠殺と波打つ海原。ここが同じショット…
>>続きを読むヌ〜ヴェルヴァ〜グの洗礼を受けたなんて一言では説明しきれないくらいの無軌道さはあるが、衝動と現実の狭間でもがく青年の生き様と言うものがまざまざと表現されている。のっけからウィーン・アクショニズムでも…
>>続きを読むナイフを突き刺せば血は流れ、薪を炊けば煙が立ち上る。茹だるようなセネガルの暑さとは対照的に、画面に映る絵は冷ややか。彼らが囚われている円環の中からの脱出に留まらずして、これはその土着なセネガルの文化…
>>続きを読むこれは素晴らしい。当たり前だが、セネガル映画はウスマンセンベーヌだけではないのだ。フランスへの移住を夢に男と女が逃避行を繰り広げるハリウッド的なプロットに、奇天烈な登場人物たちとセネガルの風土、シ…
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