希望のかなたのネタバレレビュー・内容・結末

「希望のかなた」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ワイシャツの卸問屋のヴィクストロムは、妻のもとを去り在庫のワイシャツを全て売り払い、カジノで増やした金でゴールデンパイントというレストランを買い取りオーナーとして新しい人生を歩み始める。
カーリドはアレッポからフィンランドに流れ着き、警察で難民申請をした。
カーリドは、アレッポから逃れる途中ではぐれた妹ミリアムを探している。
難民認定されて一年を超えるマズダックは、右も左も分からないカーリドに親切に様々なことを教えるのだった。
ある夜カーリドは、フィンランド解放軍を名乗るネオナチの3人組に暴行され、這う這うの体でなんとか逃れる。
彼らにとって難民は差別し攻撃する対象なのだ。
ゴールデンパイントのオーナーとなったウィクストロム。
従業員はボーイのカラムニウスとウェイトレスのミルヤ、シェフのニュルヒネンの3人。
人気のレストランとの触れ込みだったが、頼りなくどこかずれた3人の従業員との幸先不安のあるスタートだった。
カーリドの難民申請は、アレッポでは戦闘がないとの外務省の見解で却下され送還が決定される。
しかし直後、ニュースではアレッポの病院が爆撃を受け、食料にも困窮している有り様を報じていた。
送還されるわけにはいかないと、マズダックに別れを告げて施設を脱走するカーリド。
ヴィクストロムは、ゴールデンパイントのごみ捨て場で眠っているカーリドを見つけ、食事を与えて店で働くことを提案して倉庫を住まいとして提供する。
カラムニウスが親戚を頼ってカーリドの身分証明書を用意し、安定して生活することができるようになったカーリド。
売り上げが振るわない店をどうにかしようと従業員で思案し、寿司を提供するよう店を大改装する。
しかし客は手も付けず帰るほど不評。
その後、バンドの生演奏のなかでダンスを踊れるバーに転向してようやく安定することができた。
そしてマズダックが、リトアニアの難民センターでミリアムが見つかったとの情報をもたらす。
今すぐミリアムに会いに行きたいと言うカーリドを、ヴィクストロムは冷静に引き留める。
まずはミリアムに手紙を書き、知人のトラック運転手に頼んでミリアムを密航させることに成功。
礼金を支払おうとするヴィクストロムに、運転手は素敵な荷物を運べたから金はいらないと言うのだった。
カーリドはミリアムに偽造の身分証明書を作るように言うが、私は私だとミリアムは名前を変えることを拒否する。
その夜倉庫に帰る途中で、以前カーリドを襲ってきたネオナチの3人に再び襲撃され、腹を刺されてしまう。
ヴィクストロムは妻を訪れ、ゴールデンパイントで一緒に働くことを提案する。
病院に行けず簡易な治療をしただけの腹の傷を隠したカーリドは、移民申請するために警察に向かうミリアムを見送る。
そして、川原で寝そべって手続きを終えるミリアムを待つのだった。



細くて小さいナイフだったとしても、まともな治療をしていないカーリドがその後どうなったのかは描かれないまま。
あの後さすがにアレッポは戦闘地域として認められただろう。
ミリアムはフィンランドに難民として受け入れられ、カーリドとしてはハッピーエンドと言える。
ヴィクストロムはじめ、ゴールデンパイントの従業員もマズダッグもトラックの運転手もみんないい人…!
行政の冷たい仕打ちを受け、ネオナチに教われたりしながらも、それでもあたたかい人たちもいた。
フィンランド人だからと一くくりに好悪を決めることはできない。
ゴールデンパイントのみんながおもしろくてほっこりする。
あの寿司レストランはちょっとひどい。
カレースプーンに山盛りのわさびを乗せるとか、もうちょっと食文化勉強してくれ。
せめて味見するとか…。
ちょいちょい流れるおっさんが歌う歌がまたいい。
店の経営が安定して、従業員も潤ってヴィクストロム夫婦の関係も円満になればいい。
そして希望のかなたにカーリドも無事でいてくれればこれ以上言うことはない。
優しさと笑いと歌、いい映画だった。
今観るとやっぱウクライナと重なっちゃうね。なんちゅう密航の仕方や!と思ったが、戦争によって難民となった男の辿る末路。何にもしてないのに最悪やな。日本弄りとペヤング並みの極辛わさび寿司はちょっと笑った。本まで買って勉強したのに何でそうなる?あと劇中で流れる曲の歌詞がクセ強い。(2022-177-4-36)
カウリスマキの映画は松本清張の短編のように冒頭から興味を惹くストーリーティングが見事だ。

本作はシリアからの難民問題とビジネスの再挑戦にあたろうとする壮年がそれぞれ、自己の問題を解決しようと行動する中でまさにこの2人が出会いお互いの事態を改善してゆく流れの見事さで、カウリスマキ作品には必ず漂う市井の人々の暖かさと優しさが本作にもある。

また、彼の作品は国家の「法」の存在と人間の本源的な「善悪」の価値判断を問いかけるテーマがあり、人間が安直に「法の奴隷」になることに対し警鐘を鳴らしているいるように感じる。
シュールな笑いを誘う間がうまい
笑ってしまう間って、国を問わないのかな

難民問題があまり自分に縁がないものなので、どうしても他人事と考えてしまうが、
みんなでなんとか助け合って生きる事は美しいな

よかった。よかったけど
いやいやいやこの作品で最後とか…
こんなもんじゃないだろ、カウリスマキ!

すみません。ただのファンの願望でしかないが、なんかな...
2022年116本目 2月66本目
希望のかなた[3.7]
Toivon tuolla puolen/THE OTHER SIDE OF HOPE(2017)/98分/U-NEXT
監督:アキ・カウリスマキ

【感想】
シリアから脱出してフィンランドのヘルシンキに流れ着いた男性と、老後の夢であるレストランを開店させた人のいいじいさんの話。
難民申請が通らず強制送還が決まった所は衝撃だった。
わりと新しい映画だけど古い映画みたいな雰囲気。
あと、舞台がフィンランドだからかかもめ食堂思い出す。
ちょっと変な日本レストランもご愛嬌。
他の登場人物の人柄がもっとわかると良かったかも。

【ストーリー】
難民問題をテーマに描き、2017年・第67回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したヒューマンドラマ。シリア人の青年カリードは内戦が激化する故郷を追われ、生き別れた妹を捜すうちにヘルシンキに流れ着く。内戦で全てを失ったカリードにとって、妹を捜し出すことだけが唯一の望みだった。ヨーロッパ全体を悩ませる難民危機の影響か、無情にも難民申請を却下され、いわれのない差別や暴力にさらされるカリードだったが、レストランを営むビクストロムに助けられ、彼の店で働くことに。ビクストロムもまた、行き詰った過去を捨てて人生をやり直そうとしていた。
平和ボケしてる自分のほっぺたを叩いてもらった
独特の色味と空気感
所々爆笑した
ハードボイルド。北野武映画風。時折笑えてタイトル通り希望の彼方を感じた。つべこべ言わずやけに話が早い優しい変人たち。ラストの笑顔は伏線回収。
シリア難民の男を主人公に繰り広げられるフィンランドのコメディヒューマンドラマ。どこかかもめ食堂にも似た、シュールでフィンランドらしい面白さがあった。まず感じたのは、フィンランドの人もたまたま一緒になった難民の人も、無愛想で無表情なのに親切で優しいこと。映画全体の寒そうで暗い雰囲気が、人の温かさを引き立てていたように感じる。唐突のジャックラッセル登場で和んだし、淡々と行われるコントのようなやりとりも良かった。一人ひとりの謎のキャラクターも好き。しかし、難民に対する差別や制度の描かれ方は極めて厳しい。あくまでもクールでユーモラスに、しかしまっすぐに問題提起をしていた。ラストの主人公の捉え方は個人によるのだろうか。信仰も名前も捨てて社会に溶け込もうとしていた主人公はフィンランド解放軍の一人に刺されてしまう。世話になったレストランに迷惑をかけまいと、犬を連れて出ていったのだろう。最後に浮かべる笑みが切ない。信仰も名前も捨てずに警察へ向かう妹をどんな気持ちで見送ったのだろう。是非もう一度鑑賞したい作品。
寿司に対して用意してるわさびの量多すぎ😂😂
なんか微笑ましかった😂

粋なセリフが多かったな〜
素敵な荷物を運んだからお金いらないって言ったトラックのおじさん、
私は私だから名前は変えたくないって主張したミリアムなど、、!

素の名前のまま生きるってことは、強制送還される可能性があるということ🤔
決断できるミリアムはすごいと思う。

難民は見た目だけで差別されて襲われるのか😔
カーリドはこのままレストランのみんなと暖かく生活できることを願っちゃうな〜
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