希望のかなたの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「希望のかなた」に投稿された感想・評価

広山広

広山広の感想・評価

3.0
無表情とテンポの無さ。そこに滲んで見える、怒れるアキ・カウリスマキのメッセージ。お馴染みの出演者と不意討ちのユーモア、可愛らしい犬とフィンランド歌謡。積極的に意味を探るよりも、ただ身を委ねたい作品。
mt111104

mt111104の感想・評価

2.6
久しぶりのフィンランド映画。
アキ・カウリスマキ。
暗いけど暖かい。希望の先の絶望(多分)。
絶妙なバランス。そんな感想。
こやち

こやちの感想・評価

4.2
バカじゃないかと言われても難民申請に出頭する。自分は認可されなかったけど、妹も出頭させる。それが希望なんだなぁ。
たとえそれが思うようには行かなくても。

拾った犬は捨ててこいって言うくせに、自分も難民を拾ってきてる。みんなニコリともしない仏頂面で彼を匿ったり、寿司レストラン失敗してうなだれてたり。忌み嫌ったり蔑んだりしない。みんなで肩寄せ合って家族みたいに見えたよ。

ネオナチがバカ過ぎて笑う。偏狭なナショナリズムを嫌うジミヘンの肖像画!よく見るとしみじみと面白い。

「世の中の3人くらいにこの映画を見せて、みんな同じ人間だと分かってもらいたかった」と監督が面白い事を言っているけれど、私もみたよ。

とは言え、フィンランドのレストランは不味そうだなぁ。
独特の間と、笑わせようとしてるのか真剣なのか微妙なタッチの演出と、とにかく初めて出会うタイプの作品で何ともいえない映画体験でした。
主人公が山田孝之に見えて仕方なかった。

淡々と。

ジーンと。

人の優しさってそんな感じが染みるよな。

そんな作品でした。
luiKoyama

luiKoyamaの感想・評価

3.7
アキ・カウリスマキ監督といえば「ルアーヴルの靴磨き」(見てないんだけどね)難民3部作の2部目なのかな?

シリアから逃れる最中にはぐれてしまった妹を探しにフィンランドにやってきた(わけではない、辿り着いただけ)男がフィンランドで出会う不思議な人たちと繰り広げるコメディ(?)

フィンランドらしいというか北欧独特のテンポや撮影技法で、滑稽だけど不気味なんだけど繊細な映像が2時間くらい続きます。なんかオシャレ。だけど1.4倍速で見ちゃった

監督いわくメッセージ性が込められていて、難民でやってくる人たちは必ずしも経済的な理由だけじゃないんだと、人の善意ってプライスレスだけど大きな価値を生み出すことを教えてくれるほっこり映画
I

Iの感想・評価

3.8
タイトルに惹かれたのと知り合いがアキカウリスマキ監督を推していたので映画館へ観に行った。
アキカウリスマキ監督はフィンランド出身で、いわゆる第三世界の映画はあまり観たことがないので新鮮だったし、今後そういう映画をたくさん観たい。
眠すぎて寝てしまったのが悔しいのでまたいつか必ず観よう。寝てしまったけどしあわせな時間だった。
映画とは関係ないが、アキカウリスマキ監督は映画館アンドBARを経営しているらしく監督のそういうところも良いなと思う。
リアルな静寂。
おっさんたちが歌うほかはほとんど音楽が流れない。
レストランの人たちの立ち位置が、宗教画みたいで面白かった。
romio

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3.5
映画をより好きにしてくれたジム・ジャームッシュとアキ・カウリスマキの新作が同じ年に見れた2017年。
それぞれの色がありどちらも素晴らしかった。
全く変わらないカウリスマキ、今作は3.5点中3.5という、まったく期待を裏切らない心地よさ。

そんな心地よさの中にもしっかりとしたメッセージ性がありつつ、シビアな問題を扱いながらも独特なコメディでそれらを包み込む暖かさ!
ぶすっとした奴らがこれがもう優しいんだ!!
もう大好きだ。

シリアから来た男が主人公だが、移民の話とは違うが、単純に旅行好きの視点からしても、知らない街に来たというシチュエーションが面白かった。

どんな人、どんな時にでもおすすめ

余談だが、フィンランドの料理は本当にどれをとっても高くてまずい笑
ほんと肉ボールがめっちゃあるのだが、それにかかる薄茶色のソースが最悪なんだ。
あいつらあれをいつも食べてるんだろうなと思うと笑ってしまった。
rudy

rudyの感想・評価

4.3
久々のカウリスマキ作品。
現代の世界の問題を扱っているとはいえ、やはりカウリスマキ節は心地良いし、好きな監督の1人。

いつもの作品以上にとても温かい。
でもそれが孤独や寂しさを感じさせる…
そんな作品だった。
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