すばらしき映画音楽たちの作品情報・感想・評価 - 32ページ目

「すばらしき映画音楽たち」に投稿された感想・評価

映画音楽とは単に映像に寄り添っているだけではなく、時に映像を遥かに凌駕し観客の感情を強く揺さぶる芸術である。またその音楽を聴くだけで映画の印象を思い出させる記憶装置としての側面も持っているように感じる。とにかく映画音楽作家はすげぇ。
waika

waikaの感想・評価

4.0
映画は音楽次第で傑作にも駄作にもなりうる。そう思ってはいたけれど、映画音楽を作る人の苦労まで思いを巡らせたことはなかった。この作品を観て、映画音楽作家のたいへんさ、創造性の高さを初めて思い知らされた。

言われてみれば、映画に合わせた音楽を作るとき、最初は音楽のない映像を観てイマジネーションを膨らませないといけないわけで、その結果できた音楽が本当に映画に合っている、作品をより盛り上げてると万人に感じてもらえるかは分からない。その意味で映画音楽作家は映画監督、普通の作曲家に匹敵する創造性が求められるのだ。

映画好きなのでここに出てきた作品はほとんどわかり、その音楽を担当してた人はこの人でこんな苦労があったんだ、こんな珍しい楽器も探して作ったんだ、ってことも知ることができて素直に感動できた。もっと長くて良いぐらいの素晴らしい作品。編集も良いのだと思う。

ただ、良い映画音楽を作るにはかなりのコストがかかるということも分かった。つまり結局は巨額の予算が投入される作品じゃないと良い映画音楽は生まれにくいのかも知れない。そういう現実も目の当たりにさせられた作品(もちろん低予算の作品にも良い音楽はあることがありますが)。
FILMAGAライター時代に、自分自身でも映画音楽の記事たくさん書いたけど、この映画の中に自分が想っていたことが全部詰め込まれてた。

ハリポタの『炎のゴブレット』の音楽流れたときに、思わずワクワク!全てのエピソードに感動するけど、エンドロールの『タイタニック』のエピソードは秀逸。

ほんとに大好きな映画です。
TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

4.3
【名曲のオンパレード】90点
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監督:マット・シュレイダー
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:93分
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公開当初から目をつけていた作品でしたが、なかなか映画館鑑賞は叶わず。思い切ってBlu-rayで購入してしまいました。これは映画ファン必見の、映画音楽に焦点をあてたドキュメンタリーです。ジャケットに掲載されている映画の音楽がどう作曲されてきたのか、また映画内における音楽の重要性を再認識出来る良作です。感動を味わうためにジャケットに掲載されている映画はなるべく鑑賞しておいた方が良いかもしれませんが、逆に未見であるならば、今作を見て興味が出てくるのかもしれません。事実僕も全てをみたわけではないので、例えば『チャイナタウン』などは、これをきっかけに見てみたいと感じました。

サイレント時代から、映画に音楽はつきものということをまず教えてくれます。驚くことに、当初映画を公開する際に必ずといっていいほどその横にピアノだの演奏楽器があったそうな。いわゆる生演奏というやつで、これはこれで羨ましい限り。転換期は『キングコング』の時らしく、映画音楽の重要性が確立したそうな。たしかに音楽がないままそのシーンを見ると、かなり微妙と言わざるを得ないこともありそうです。作中でも触れられてますが『サイコ』なんてその筆頭。あのバスルームのシーンに、あの世にも有名な奇怪なBGMがかかるかどうかで緊張感や恐怖感はかなり変わってきます。また、『ジョーズ』のあのBGMに関しても、あのBGMがかかるからこそ、鑑賞者は不穏な空気を読み取れ、泳いでる人たちがどういう状況下にいるのか把握できるのです。なるほど、映画と音楽は一体であるということ。大変勉強になりました。

それにしても数多くの名曲を生み出したジョン・ウィリアムズは偉大ですね。先述した『ジョーズ』や『スターウォーズ』、『スーパーマン』のBGMを生み出しているのですから大したものです。他にもハンス・ジマーなど有名な作曲家のインタビューも満載ですから非常に貴重であります。また、面白かったのが、作曲家がたまに映画館を訪問して観客の表情を観察しているということ。やはり自分たちが作ったものを人がどう反応し、評価するというのは気になるものです。帰り道に観客が劇中のBGMを鼻歌で歌っていれば微笑ましくなるそうな。こちらとしてもほっこりする話です。

まさに名曲のオンパレードでありますからこれは映画館で見たかった。欲を言えばターミネーターやBTF、タイタニックあたりの名曲も聴きたかったところですが、90分でこれ程の曲を収録してくれているのですから十分と言えましょう。映画好きの人ほどオススメできるドキュメンタリーです。
misty

mistyの感想・評価

4.0
映画館行ってはテンプレのように「いやあ〜音楽よかったわ」と思って帰るような人間にしては贅沢すぎるドキュメンタリーだった…E.Tとか大昔に観て何も覚えてないのにあの音楽と映像を一瞬見せられただけで涙が溢れてしまう よかった、体が音楽でいっぱい

映画観るたびに音楽よかった〜て思うの、また音楽かよちゃんと話見たのかよって自分でも突っ込んじゃって勝手にしゅんとなることが多かったけど、いやいや、立派なジャンルじゃないか映画音楽 耳に残る音楽がある映画は覚えてるもの、ふとしたときに、いつまでも思い出せるもの 偉大だよ!!

いろんな映画をまた観たくなる、そしてまだまだ知らない映画たくさんあるんだなあ〜と夢が膨らんだ まず、初代パイレーツオブカリビアンをもう一回観たい ジョン・ウィリアムズが燦然すぎたのは確かにそうだったんだけど、わたしはやっぱりハンス・ジマーが好きなんだ…大好きなんだ…

そしてラストに泣いた あなたの話も聞きたかった…惜しまれる…
映画音楽の凄さと重要さを改めて感じる。
個人的には、無声映画にオルガンで音楽をつけていた時代の話が好きだった。
あと、ジョンウィリアムズの神様っぷりも。。
自分の好きな映画が出てくると嬉しくなるし、取り上げられている映画を見直したくなる作品。
324

324の感想・評価

4.2
ハリウッド映画だけだったのが残念だが、しみじみと観ていられる。ハンス・ジマーがイメージ通りのおっさんでちょっと嬉しかった。捧げる系のクレジットで初めて感動。
ゆうと

ゆうとの感想・評価

4.0
映画にとって音楽がどんな存在かを教えてくれる映画でした。
楽しむとかそういうことじゃないような…
映画を音楽で観ると言う新しい視点を与えてくれました。
本当に音楽の力はすごくて音楽をきいてシーンを思い出したりするもんなぁ…
映画音楽史をわかりやすく説明してくれていました。
本当に作曲家達はすごいことをしているんだなぁと…新しい芸術とは本当にそうだと感じた。
M.K.

M.K.の感想・評価

2.5
色々と気づかされる良い映画だった。
確かに、映画本編以上に作品を喚起させるメロディがあるなんて凄いことかも。
映画音楽が映画に欠かせないこと、映画音楽を創る人たちが様々なプレッシャーと戦いながら創作活動をしていること。
見どころというか聴きどころが満載なのでこれは観て聴いてみないとなんとも言えない作品には違いない。
パクリでもいいから邦画版もやってほしい。
映画音楽史入門として非常にわかりやすい。
あの映画とあの映画の音楽は同じ人が作ったのか、確かに続けて聞くと特徴がある……といった具合の発見もあって楽しい。