成瀬巳喜男と川島雄三の演出場面は見分け難い。文献には「セットでの撮影は成瀬、ロケでの撮影は川島と分担」という記述もあれば、「古い世代の人物が出てくる場面と料亭の部分は全部僕がやり、若い世代の部分と芸…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
私が好きな成瀬と川島が共同監督した本作。演出の系統が異なるふたりがどのような作品を作るのか楽しみにしていたのだが、やはりひとつの作品としてまとめ上げるのは難しかったようだ。良くも悪くもちぐはぐで「変…
>>続きを読む池袋・新文芸坐での『成瀬巳喜男監督特集』で鑑賞。
花柳界の女将(山田五十鈴)とその娘(司葉子)が、板前の板さん(三橋達也)という一人の男を好きになって、という物語を、封切りまでの時間が短かったこと…
『夜の流れ』川島雄三特集で初鑑賞@シネ・ヌーヴォ。フィルム状態良好。成瀬巳喜男と川島雄三の共同監督という特殊な企画。登場人物が多く話も散漫だが、成瀬と川島の演出の違いがそのまま旧、新世代の女性の生き…
>>続きを読む成瀬巳喜男と川島雄三の共同監督作品があるとは思わなかった。男女の愛憎劇は、成瀬巳喜男で、ごちゃごちゃとしたシーンに関しては川島雄三だろうと想像をつける。ある種の料亭花街映画と言っていいようなう昭和昭…
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