ニュースショーのキャスターのハワードは視聴率が取れず、ノイローゼ気味である。気の毒に思った報道部長のマックスは最後の出番を用意するが、ハワードはそこで自殺予告をしてしまう。即刻降板を言い渡されたが…
>>続きを読むシドニー・ルメット監督作品。
視聴率に振り回されるメディアの姿を、皮肉たっぷりに描いた風刺劇。
視聴率低下によって降板を告げられたニュースキャスター、ハワード・ビール(ピーター・フィンチ)は、次週…
50年も前の作品ではありますが、人間が今もメディアに翻弄させられている現状には暗澹とさせられてしまいます。
テレビからSNSにツールが変わっただけで、それを受け取る側の本質はまったく変わっていません…
UBSテレビは、低視聴率に喘ぐ報道番組のキャスター、ハワード・ビールを解任することに。ところが、ハワードが番組の最中に自殺予告をしたことで事態は急変。UBSはハワードを続投させ、より過激で、より扇動…
>>続きを読む視聴率稼ぎのために奔走するテレビ局の報道部の裏側をシニカルな目線で切り取った内幕もの。全体を通して、あらゆる事態をスペクタクルとして消費してしまうテレビというメディアの空恐ろしさを描いている。
終始…
架空のテレビ局を舞台にした風刺作品。わりと変な映画だと思った。
ハワードが会長に会議室で圧迫される場面の構図が面白かった。会話が進むにつれて、段々と会長が近づいて見える。
マックスに不倫を告白さ…
OBBA予習
大企業というシステム→マンションから身を乗り出して声をあげる群衆→テレビ局というシステムに回収される群衆、という一連の画が、感情と怒りをメディア装置、システムが取り込んで商品化する地…
この作品が生まれて50年近くたっていてもテレビの本質は何ら変わっておらず、相変わらず視聴率に踊らされていると思うと、思わずため息が出る。
メチャクチャだなと思う娯楽性と、それぞれの立場での奮闘と人間…