候補者ビル・マッケイの作品情報・感想・評価

「候補者ビル・マッケイ」に投稿された感想・評価

カレン

カレンの感想・評価

4.0
あのサングラスの女は何なんだ?
ホント油断もすきもありゃしない。

レッドフォード、誘われるとホイホイついていく役が多すぎ(`ヘ´)
先日惜しまれながらも引退を表明したロバート・レッドフォード。そんな彼の全盛期の、選挙を題材にした政治ドラマ。

有力者の父親を持ち、自身も名うての弁護士として活躍するビル・マッケイ。ひょんなことから上院議員になるための選挙への出馬を打診され、軽い気持ちで出馬するが...。

意外と数えてみると作品数の少ない「選挙映画」。政治に疎い私でも、当選にかける人々の熱量と気苦労が伝わってくる骨太な脚本に唸りました。調べてみたら、この年のオスカー脚本賞を獲得していますね。
選挙演説の準備に始まり、プロモーションビデオの撮影・編集に追われ、実際に街に赴いて市民たちの声を聞きに出かけたり、対抗馬とのテレビでの公開討論など、とにかく選挙に出馬するって本当に大変!!
容姿端麗で何不自由なく過ごしてきたビルが、一気に矢面に立たされて他の政治家や市民からキツ〜い攻撃を受けてすり減っていく様子がリアルすぎました。良かれと思った軽はずみな発言や行動が全て裏目に出て、時にはトイレで「お前は政治家のクズ」と罵られたり。途中から「もうレッドフォード様をいじめないで〜」と思わず叫びたくなるけれど、実際の政治家の皆さんは日々この激闘の繰り返し。
そして、それを支える家族やマネージャー、使いっ走りの運動員まで、みんなの力が総結集して当選に向けて頑張る姿が圧巻。いやーーー、本作を観たら選挙への価値観がかなり変わりました。

アメリカ国民の、国をより良くしようという熱い思いは昔から変わらず。国を挙げての超一大選挙の様子が、あたかもドキュメンタリーのように紡がれていきますが、逆にこれくらい投票する人もきちんと候補者に向き合わなければいけないんだなと、当たり前のことを痛感しました...。

最初は周りに言われるがままだったビルがだんだん政治家としての野心やプライドに目覚め、終盤に近づくにつれて毅然とした態度の立派な候補者に成長していく過程も見応えたっぷりでした。
しかし、本当の戦いは選挙に当選してから。あの手この手で当選しても、結局「俺は何がしたかったんだっけ...?」と本末転倒な力つき方をしてしまう議員がいてもおかしくないんだなぁと。国を変えるための選挙が、皮肉にも当選するための選挙になってしまいかねない恐ろしさ。
大変秀逸なテーマの作品でした。
粉雪

粉雪の感想・評価

4.0
何の不自由もなく弁護士生活をしていた好青年が選挙に巻き込まれていく様を描く。選挙戦の裏側をかなり赤裸々に描いていて、次第に壊れていく主人公を見ているのは辛かった。
ラストのレッドフォードの言葉と表情が秀逸。
選挙という社会のシステムの裏側を痛烈に批判した作品。
犬

犬の感想・評価

3.5
討論

アメリカの上院議員選を舞台に、選挙のメカニズムに組み込まれ、操り人形と化していく若者の姿を描くコメディドラマ

全ては当選するため

選挙、そして政治

なかなか細かに描かれてる印象
スタッフも何かと大変

いろんな問題に取り組む
考えさせられました

ロバート・レッドフォードの感じも良い

父親が知事だからって
池袋・文芸坐で鑑賞。(「大統領の陰謀」との2本立て)

「選挙映画」というのは、当時、珍しかった気がする。
現在はそこそこあるが…

格好良さなどで大統領候補にされるロバート・レッドフォード。
周囲の操り人形的存在となり、最後は「自分は何なのか?」疑問を抱くあたり、哀しい候補者がいたものだという感じだった。

大統領候補にまつりあげられた男の悲劇といえるのではないだろうか。
LaserCats

LaserCatsの感想・評価

3.8
選挙に勝って政治家になるには色々なジレンマが生じるのだなと思った。
市民にアピールされている姿や言動は巧妙に作り込まれたものであるということにも改めて気づかされた。
主人公はもともと政治家になりたかったわけじゃないのにね。
ラストシーンが印象的だった。

このレビューはネタバレを含みます

ジャスティン・ティンバーレイクがこの映画のジャケ写のパロをやってて、気になったので視聴
(恐らくジャスティンのは、大統領選挙に対する何らかのアピール)

最初は「へぇ...」くらいの感想しか持てなかったけど、日本に例えた解説を見てスッゲー納得した!

いきなり自民党から政権交代しても、掲げていた理想と離れた結果になった民主党をそのまま描いたような作品

勝つために躍起になって出馬して、いざ本当に勝ったら?

受かるために受験勉強して、入学したら?

何か目標が一応は達成できても、最終的にはどうしたいのかが明確でなければ、呆然とする事になる
...と言う事を改めて教えられました

これ、今観て良かった...


[追記]
ジャスティンのパロディは『W(アメリカのファッション誌)』での、アマンダ・セイフライドと共演した『TIME(2011)』の宣伝企画みたいです
Ryoko

Ryokoの感想・評価

4.1
米カリフォルニア州。大物上院議員の対抗馬として担ぎ上げられた若手弁護士ビル・マッケイの選挙戦を描いた作品。
今年秋のアメリカ大統領選挙に向けた候補者争いも本格的に始まりました。選挙戦で熱狂しているアメリカ市民を見ていると、何処かの国はなんて無関心なのだろうと思わざるを得ません。政治家のスピーチも発言がストレートで歯切れよくわかりやすいです(発言が極端すぎる人もいますが)。パフォーマンスもとてもうまい。
そんなアメリカの選挙戦の内幕がわかり、なかなか興味深い作品でした。

ロバート・レッドフォード演じるマッケイは、若いしハンサムだしカリスマ性はあるし、そこそこ弁も立つのですが、政治に関しては全くの素人。彼を当選させるためにあれこれ画策する選挙参謀やCM製作者、スピーチライターが登場するのですが、彼らの影響力がいかに強いかを思い知らされます。
よくある若手弁護士の成功物語のように見せかけておいて、だんだんと虚無感を覚えさせるような展開は、ニューシネマらしいなと思いました。ラストシーンのマッケイの一言にはうわぁやられたという感じ。脚本が見事。
「政治家」を作り上げていく選挙戦への皮肉、そんな選挙戦に熱狂するメディアや市民への皮肉がたっぷりと込められた一作です。
こう

こうの感想・評価

3.5
時代も国も違うけど選挙ってやることは変わらないんですよね、知名度を上げようとしたり月並みの政策を掲げたり。
ラストの一言がしっかりとした幕引きになっていました。

ロバートレッドフォードがはまり役です!