セックスという行為は裸になって正直なただの男と女になる行為。
ただの男と女になって、それぞれの渇望を満たしていく。
その時は職業も立場も過去も全てが無になる。
どうでも良い人とはそういうことはできな…
二十六夜待ち ―― 陰暦正月・7月の26日の夜、月の出るのを待って拝むこと。
互いが抱えた喪失感。
杉谷は喪失感に加え、自分が何者かと云う怯えがあった。
由実の喪失感には後悔が多分に含まれている。…
最終的に宿での二人の情事を眺めながら涙を零していた。二人のことがわかってしまったから。わかりたくもないのに。そこにかつての私の姿があったから。必死に「私はもうここから抜け出した抜け出した抜け出した」…
>>続きを読む由実と杉谷さんの関係が何とも言えない官能的な感じ、、、普段無口で寡黙そうな人が理性を失う瞬間ってすごくえっちだなって思った。井浦新さんの色気すごい……!
ラストは特にオチもなかったけど、ふたりには幸…
ただ流していた。
不器用な男の濡場が続けざまに流れていた。濡場ばかりだから、フグをぶっ殺すシーンの音も濡場の音かと思った。
モザイク処理には驚いた。普通の映画でこんなことあるの?
震災で記憶を無く…
©2017 佐伯一麦/『二十六夜待ち』製作委員会