柳下美恵のピアノ&シネマ2024
観客たちが笑えば笑うほど
ロン・チェイニーの悲哀が際立つ
泣きそうになった
ヴィクトル・シェストレム監督がこだわった明暗をくっきりさせる照明のライティングは、当…
悲劇によって男は本物のピエロとなり、殴られ嘲られながら自分も笑うことが唯一のアイデンティティとなる。ヨーロッパの美的感覚は『笑ふ男』然りピエロや容姿コンプレックス、社会底辺者に美学を見出すのが抜群に…
>>続きを読む🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-246 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋とてもとてもシリアスで、心の叫びが聞こえてきそうな人生劇、稀代の怪優ロン・チ…
長年の研究が実り遂に新発明に成功した科学者が、その成果と妻をパトロンに奪われ…。自身の不幸を笑いに変えるためサーカス団の道化になりはてた男の復讐劇の行方は!?ロン・チェイニーの名演とサイレントならで…
>>続きを読む傑作だった。
フェリーニが目指していて到達しかけたものってこれなのかな
ロンチェイニーの喜劇も悲劇と世間とのズレ、殴られて笑われるその差異はやはり泣かずにはいれない
殴るための表徴的な手の機能…
信頼していた友と愛する妻に裏切られ嘲笑という殴打を食らった男が、”彼奴”という名無しの道化となって日々殴られながら笑われ続けることで己の人生を悲劇から喜劇に変えようとする、心も肉体も痛い物語。
出…
傑作。道化師のように男爵に騙されて、科学者の愛する『研究』を奪われ『妻』をNTRれすべてを喪失した男が本当にサーカス団のピエロ、しかも『殴られる彼奴』との題材で活躍していく。
嘲笑されるし男爵を殺…
友人と思っていた男爵に長年の研究成果を横取りされた憐れな科学者。抗議するも学会には相手にされず、横取りした張本人である男爵に殴られ嘲笑され、最愛の妻にも見棄てられ。あろうことかその妻も男爵に寝取られ…
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