隣に超してきた音楽家に一目惚れした女の一代記。撮影当時ジョーン・フォンティーン三十才過ぎて少女の様な仕草をして十代に見えるから恐ろしい。オフュルス監督の長い移動撮影はこの作品でも見られる。簡潔な描写…
>>続きを読む傑作。大胆な時間経過による悲劇の連鎖に胸が詰まる。扉の窓ガラス越しの対面、擬似旅行に帯びる幻想性。ただの”愛人“であることを暗示するかのように、ジョーン・フォンテインが見下ろされる位置となって、螺旋…
>>続きを読むマックス・オフュルスの恋愛映画。アメリカ時代の大傑作。
愛する男に何度も忘れ去られるという、納得性のない物語を動き回るカメラによる流麗な映像がロマンチシズム的物語に変える。現代だとストーカー扱いされ…
シュテファン・ツヴァイクの短編小説『未知の女の手紙』の映画化。
ある日、男が一生自分を愛していたと名乗る女の手紙を受け取った。だが、男はその女の面影と名前すら覚えてない。しかも、この手紙は遺言状…
時すでに遅し系映画。悲しすぎるって。最後にスターウォーズエピソード6みたいに浮かび上がってくる。終盤、ここぞとばかりに動かない女と動きすぎる男を何度も切り返しで映す。最後まで思い出さなかった男との悲…
>>続きを読む【切ない男女の恋愛】
2025年83本目
純粋な女性が恋多き男性に一目惚れする
やがて時が経ち再会する2人だが、
男性は彼女のことを覚えていなかった。
男女問わず、本当に愛した人なら忘れる筈がない…
映画の中に「ハッと気づく」あるいは「思い出す」瞬間が描かれている映画は好き。そういう意味では本作はとても好み。
お話的には身も蓋もない初恋残酷物語なんだけど、映画の終盤に登場人物が序盤のことを思い…