36.8℃ サンジュウロクドハチブの作品情報・感想・評価

36.8℃ サンジュウロクドハチブ2017年製作の映画)

上映日:2018年07月07日

製作国:

上映時間:65分

3.2

あらすじ

「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」に投稿された感想・評価

加古川JC(青年会議所)肝いりの地域おこし映画。かつ飯にせよ果樹園にしろ65分の短い尺の中で絵を使い回すのは如何なものか。
皆さまの「加古川愛」に敬意を表して許しますけど。
大阪公開は今日で三週目。いかにも辛いお客さんの数だったけど監督と役者さんが元気に舞台挨拶してくださり救われた。
お客さんの中に挨拶に来た役者さんのコアなファンの方がいて、彼女のテンションで随分と後味の良い映画見物になりました。素敵な写真撮れてたら良いのだけれど。
なにが決定的にダメなのか考えながら見た。

高校生が主役だけど、高校生の描き方がひどいよなっていう。
ちゃんと取材とかしたのかね。してないよね。
めちゃくちゃ口悪くいうと年取った人が思うイマドキの高校生感にうえってなります。

編集も古臭いよね、必死に走る時にスロー使うなんて...。

食べ物は美味しそうやったしご当地映画としては別にいいんじゃないでしょうか。
morita

moritaの感想・評価

3.0
先週の朝日新聞の映画評を読んで、気になって鑑賞。

もろもろ制約が多いであろう環境で善処している感じはあって、好感の持てる小作にはなっていると思うけど、もうちょっと踏み込んで、せめてこの密度で90分くらいの映画にして欲しかった感じがあった。

あと、音楽にもう少し気を使って欲しかった。劇伴とか主題歌だけでなく、本質的な意味で音楽に目配せできていない作品って、個人的には興味が持てない。

主演の堀田真由はよかったです。
Marrikuri

Marrikuriの感想・評価

4.0
ありふれてる日常をいとおしく描いて、、不快感のない映画。
「百はムリ」───の発言から大ゲンカになるかと思ったら、丸くおさまってホッ。
そんなふうに仲よし女子高校生三人組がしょっちゅう過ごすビル屋上の、不思議設定なダイニングキッチンだけが微メルヘン。好き。主人公のワカナ(堀田真由さん)はどこにでもいそうな優しい心の持ち主で、出来事は現実に起こりうることばかりで、各人の演技も(素人っぽさ含みだが)自然さ優勢で。
キャラ立ちまあまあな女子間の、緊張もチョットありな“連帯”に恋とか進路の悩みが出入りし、私たち観客は丁寧にその出し入れとバランスを見守らされる。理詰めの衝突も結局する関西女子たち(やっぱり素人の香りつき!)を丁寧に、の感じ、濱口竜介監督の『ハッピーアワー』に通じるかも。大人向けのあの超大作をうんとプチ化して幼くしたみたい?(あれがお気に入りな人はこれも観てみるべし。)
さて、ワーちゃんに言ってあげたいよ。必ずしも職業や受験学校名が浮かばなくったって、「気立てのよい(料理のもちろん得意な)お嫁さんお母さんになりたい」だけ進路希望調査票に書いたって、いくない? きっと運命があなたの優しさを放っとかないよ。。

元カレとの回想がお弁当とボートの2場面以外なかったのは、映画として物足りないな。フラッシュバック時にもそれが使い回されてて。
あと、幼い弟に笑顔が少なすぎた。
アユ役の西野凪沙ちゃんの美形感が、役回りにジャスト。
ルックス主体にキレのある渡辺真起子さん(母役)の、遠慮がちに演じた結果のふんわりな物腰にも注目。
イチジクをこれほど美味しそうに描いた映画を私はほかに知らないです。
普遍的(とされる)な青春模様を描きたい意図は理解できた。親が子を想う気持ちもわかる。しかし母親にいろいろ背負わせすぎな気も。ぼく、『湯を沸かすほどの熱い愛』が大嫌いなんです。
映画

映画の感想・評価

3.3
淡いFILMに映し出される 加古川の夏
雲ひとつない晴れ渡る空に 透き通る川
ボード部の練習を眺める黒髪少女の透明感
16歳でも18歳でもない絶妙なお年頃 "17歳"
子供から大人になる準備を徐々に始める
卒業後の進路 将来を担う大切な分岐点
彼の事 友達の事 家庭環境 先の見えない将来
悩み事は膨らむばかりで 自分の心の内を
素直に曝け出せるのはSNS上だけ...
上手く消化する事が出来ず 幾つもの
積み重なる問題と向き合い 不器用ながらも
乗り越えていく17歳の夏
_
少し強引な性格で天真爛漫な明るさの親友 と
物事を冷静に捉え 的確な助言をくれる親友とは
裏腹に 遠慮がちで 人の気持ちを先の先まで考えて
"私なんかが..."と消極的な思考に陥ったり
伝えたい事も伝えれず 限界まで胸の奥底に
溜め込み限界に達し 親友にぶちまけ
喧嘩した過去を 思い出し重ねて鑑賞しました
_
何をするにもどこか 少し熱がおびていて
普段 高校生活は 大それた事は起きずも
毎日が新鮮で 常に何かに 静かに 苦しみ
悩みも美味しい物食べて横になったら すぐ忘れる
子供と大人の中間地点とも言える17歳の高校生活は
淡くも眩しく水々しい まるで
もぎたて葡萄とイチジクのような 甘酸っぱさである🍇
_
_
" 遠くて近い 36'
nishiyan

nishiyanの感想・評価

3.6
わし播州弁やないけど、関西弁の映画はやっぱりホッとするわ。なんか見てまう。一人だけ関西弁異様に下手な役者おったけど、関西人やったらわかるやろな。演技以前に気になってしゃーないわ。
kaomatsu

kaomatsuの感想・評価

4.0
映画24区のプロデュースにより、「地域」「食」「映画」をテーマとした「ぼくらのレシピ」シリーズの第一弾として、兵庫県加古川市を舞台として製作されたシティプロモーション映画。加古川市が全面協力し、2017年6月に一般市民を交えた演技ワークショップ→7月にオーディション→8月16日~21日のたった6日間で撮影という、超タイトなスケジュールで製作されたという。市民の有志らによるプロモーションを経て、11月に加古川市のイオンで全国でたった一館の先行上映の結果、3週間で2,800人の動員数を叩き出し、週末ランキングでは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』などを押さえて堂々の第1位に躍り出た、おそらく加古川市制施行以来初めての”事件”をもたらしたと思われる作品だ。そんな成功とは裏腹に、ストーリーはとても淡々と静か。ある女子高校生の“微熱“が、リアルに描かれている。

周りに気を遣うあまり、友達の誘いを断ることができない、高校生の若菜。周囲との微妙な温度差に悩み、別れた彼氏のことや、自分の将来の方向性がなかなか定まらないことなどに悶々とし、SNSで友達になったOLが唯一の相談相手となる。ある日友達に、お化け屋敷の興行に誘われ、元カレも来るという。お化けが苦手な若菜は断り切れず、渋々行くことにしてしまうが…。

取り立てて大きな事件もなく(小事件はあります)、女子高生の日常をスケッチした、65分のミニマムな作品なのだが、侮るなかれ。徹底したリアリティー人物描写と、加古川市の風景や観光、ご当地の美味しそうな食べ物などが、シンプルなプロットの中で、ショットやアングルの安定感と美しさをもって、65分という短い時間の中にびっしりと詰め込まれていて、とにかく飽きないのだ。また、いわゆる日本の映画にありがちな、役中人物が芝居がかったセリフの中でストーリーを律儀にも説明しながら、あらかじめ用意されたレールを予定調和的に進行する一般的な商業用映画とは異なり、ストーリーとは直接関係のない自然な会話や笑いなど、日常と同じように偶発的に人々がしゃべり、出来事が起こっているかのような錯覚に陥ってしまう。そして、NHKの朝ドラ「わろてんか」で、主人公てんの妹りんを演じる、若菜役の堀田真由さんがとにかく素晴らしく、36.8℃という“微熱“状態の女子高生の心境を見事に表現し切っている。多くを語らずに若菜を見守る母を演じた渡辺真起子さんは、出番は少ないながらも、ストーリーに厚みと安定感をもたらすあたり、さすがだと思った。父を演じた寺脇康文さんも然り(寺脇さんが夕飯を食べるシーン、けっこうツボでした)。

今回、ローカル暮らしの魅力を発信し続ける雑誌「TURNS」と映画24区の共同プロジェクトとして、TURNSのオフィスでの関東最初の試写会イベントに参加させていただいたのだが、上映会後のトークセッションとメイキング映像、そして懇親会で、関係者から多くの貴重な話を伺い、普段は映画の製作プロセスなど考慮せずに、作品の内容のみにウンチクを傾ける一映画ファンの私にとって、本当に多くの気付きを与えてくれた。驚いたのは、強行スケジュールの中、監督の安田真奈さんが、エキストラや市民との演技ワークショップを繰り返し、話し合いをしながらストーリーを作っていったという、そのプロセスの丁寧さ。そして、ご当地映画を標榜して地方を舞台にしても、東京中心の配役で作られた作品は、地元には支持されないという、自らの失敗を元にしたプロデューサー自身の体験談には、本当に目を見開かされた。

今回のプロジェクトでは、全国的なヒットよりもまず、舞台となったご当地での支持や共感を得て、地方から盛り上がっていくような映画づくりを目標としている。もっとも安田真奈監督は、寡作ではあるが、昔からずっと一貫したスタンスで、地域との関わりを通した映画や脚本づくりを続けてきた人だ。そんなひとつの映画づくりのあり方を、私はささやかながらも支持していきたいと思うし、プロセス云々を抜きにしても、主人公が女子高生ながらも、老若男女、大多数の日本人がもつ思慮深さと「ハッキリ断れない自分」を見出せる、ある種の普遍的な共感を呼ぶ作品だと思う。
はりす

はりすの感想・評価

3.3
女の子3人の青春を軸に地元食材を使った料理とロケ地加古川を前面に出したご当地映画。
兵庫県加古川市を舞台にしたガールズムービー、『36.8℃』が観られるのは全国でただ一館、イオンシネマ加古川だけ!(2017.11現在)
いやぁ~、たくさん観に来てましたね。♪

加古川の水管橋や、別府港の工場夜景、かつめしと、…こりゃあ、聖地巡礼に来てもらわんとな!☆

うん、私も安藤くんより平井くん推しかな。(笑)
「…その遠慮って、必要?」
など達観の一方でクーデレ兆候(?)な西野凪沙ちゃんがまたイイ。♪

でもまぁ何と言ってもイチオシは、OLみずほさんだろう。
もし、彼女という存在が無かったとしたら…?
…そしていよいよ、満を持しての、みずほさん登場!
物語は、ここで一気にドライヴが掛かるのです…!!

―――今、若菜は走り出す!
闇を駆け抜け、光の中へ。彼の元へ。☆
そして迎えた、二人の朝…。

…いやぁ~、実に素敵だ。これぞ青春だね。♪
そしてひと言、これだけは言いたい。
「そこはやっぱり、かつめしちゃんのコスプレだろう!?」
と。(笑)

普通の映画ならスタッフロールになると出ていく人もいるけど、ここでは誰も出なかったね。
市民の方や、地元団体、地元企業も多数参加されているので、これでもかと出てくる出てくる。☆
地元民の皆さんで、しっかりと最後までお見届け。
ニシカワパン食べたい(笑)

【追記】
もっかい確認したい事があって、安田監督舞台挨拶つきで再鑑賞。
駿くんキタ!♪
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