衣擦れの音さえ、音楽の一部。まさに芸術映画でした。
女は宇宙のようで、予想もしない「何か」を秘めています。女性としてアルマに共感するとともに、戦慄を覚えました。
一方的だとしても、本物の愛は、この世…
試写会にて。
ダニエル・デイ=ルイスの引退作と言われるなら観ないわけにはいきません。
個人的にはGANGS OF NEW YORKのブッチャーを超える役はないのですが、今回の仕立屋さんもなかなか…
ペンが紙に落ちる音、服が交錯する音、ティーを注ぐ音、そのひとつひとつが芸術で、芸術を生むのに必要。
結婚は偽の自分を生む、というのも実は合っていた。
愛から学べることもたくさんあるけど、失うものもた…
レイノルズわたしは好きだった。驕り高ぶることは無かったし自分のポリシーに誠実なだけ。アルマが歳を重ねて彼の気持ちが分かるようになったと語った時にあぁ2人は出逢えて良かったなと心から思った。
ハウス…
ポール・トーマス・アンダーソン、2017年。
「彼に恋することで、人生は謎ではなくなるのよ」
結局アルマは完璧なのだ。異物間コミュニケーションの至高形が恋なんだとすれば、これくらいのガッツと自負…
健全とは言い難い関係のアルマとレイノルズ、お互いに我を押し付け会っている二人は大人げなく、醜いはずなのに、両方の言い分が少なからず理解でき現実味が帯びる。
作中の音楽と衣装は繊細で芸術的、正直それ…
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