育った環境はの差によって生まれる溝は、埋まることは無い。寄り添うことは出来てもそれは所詮形だけで、本当の意味での相互理解は不可能。
貧しい者が、持つものに一方的に施されることで生まれる劣等感は計り知…
シンプルな対比構造と、飛び出す絵本みたいに部屋を見せる位置にある画角が印象的。テーマはこの時からやりたいことは変わらないんだな。
鳩を売っても自分の元に帰ってくる可能性が高いってだけで詐欺とまで言…
弱者を踏みにじるこの過酷な社会はなぜ、いつまでも続くのか。それは、富裕層の「愛と希望」という名の施しに、弱者が飼いならされているからだー。こんなメッセージをタイトルに込めた、大島渚監督(当時27歳…
>>続きを読むまず、鳩を何度放しても戻ってくるという円環と、貧困の再生産という円環はセットであって、鳩がいなくなることによって、円環を壊してもらわなければならないわけでしょ。そこをどう描くか楽しみにしていたのだが…
>>続きを読む大島渚初長編。私の嫌いな若き大島テイストが炸裂していて観るのがつらい。登場人物の愚かさを傲慢に俯瞰して嗤う若き大島テイストだけれども、主人公のマサオくんだけは、夢と希望の街に夢も希望もないことをわき…
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