溝口健二の西南戦争。まさかの爆発シーン&銃撃戦シーンあり。でも溝口なので戦争アクションにはならず悲恋物語でした。脱走兵を追う山のシーンはのちの宮川一夫撮影"平家物語"を思わせるけど、戦争映画というに…
>>続きを読む西南戦争の世、一文酌婦のお雪とおきんは逃げる乗合馬車のなかで心根の腐った士族一家に侮辱されまくる。しかし情に厚い二人は、握り飯を恵んだり娘の身代わりになろうとまでする。
男気のある官軍の隊長に惚れて…
山田五十鈴が18才頃なので、なんたる大人びた色気と着物姿。
酌婦という役だが、凛としている♫
「石っころのように、蹴られたり踏まれたり、、」と百合の花をちぎるシーンは自分の事を、そこらへんの石や、…
溝口のトーキー3作目。まだ過渡期という感じで、セリフを含めた編集が上手くない。「なんて汚らわしいの!」みたいなセリフを連発したブルジョワたちがその後に痛い目を見るという、わかりやすい勧善懲悪な作りに…
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