西部魂の作品情報・感想・評価

「西部魂」に投稿された感想・評価

tmr0420

tmr0420の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

東西・南北の対立に電信の普及を重ねる設定で、インディアンに化けた南部人がポイントになるあたり結構面白かったんだけど、悪役が床屋で髭剃ってる途中でラストバトルがはじまってしまうせいで、そのまま顔に泡つけたまま銃撃戦に挑んで死んでいくのが意味わからなすぎて気になった‬
shibamike

shibamikeの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「やっぱりピッチャーは東尾か稲尾か
工藤か松坂あたりじゃない?…バッター?んー、秋山、清原、カブレラ、松井(稼)とか…え?西部魂?西武ライオンズの話じゃないの?お呼びじゃない?こりゃまた失礼しました!」


1860年とかのアメリカ西部開拓時代。
ウエスタンユニオンという電信会社が西部一帯に電信柱を新設して、アメリカにテレグラムの文明をもたらすためのプロジェクトを遂行しようとするのであるが、何やかんやと邪魔が入る映画。

話の中で「"オーケー"は電信用に考えられた言葉だ」みたいな台詞があった。本当なのだろうか。

プロジェクトの作業員はガタイの良いおっさんばかりであるが、ハーバード大卒の金持ちボンボンが社会勉強の一環でプロジェクトに参加する。「こいつが色々足、引っ張るのだろうな」と思っていたが、全然そんなことなく、むしろ頭も良いし、度胸もあるし、荒馬も乗れるし、鉄砲も上手いリアル出来杉君。気に入らね。

電信網プロジェクトを邪魔する敵としてアメリカ南部の白人数人が登場する。北部の会社であるウエスタンユニオンが順調にプロジェクトを進めるのが、とにかく許せないらしく、あーだこーだ邪魔をする。こいつらが卑怯なのは、妨害を"先住民の仕業"にしてしまうところ。
同じアメリカ人が大事業の妨害するわけないだろ?と言いつつ、自分達が先住民に変装して牛を盗んだりする。悪い!非常に悪いしズルい。

アメリカの歴史に詳しくもなく、興味もさほど無い自分でもアメリカにおける先住民迫害の歴史がいかに残虐なものであったかは少し知っている。しかし、この映画でもやっぱり先住民は悪く描かれており、感電のシーンでは馬鹿にしている風ですらある。先住民達の集団を見て、主人公達が「悪魔のようだな」と呟くのが、なんか皮肉。

コックの人がユーモア担当なのだが、ディズニーアニメーションから抜け出て来たような、非常に味のある役者で観ていて気持ち良かった。

主人公のショーがウエスタンユニオンと敵一味の間で板挟みになってヤキモキするという構図なのだが、全然感情移入できず、観ていても、ふーんという感じだった。

現代だと電柱を建てるとか電気工事をするとなると安全帯とか感電注意とか注意に注意を払って作業しているはずだが、この当時は荒くれもの達が大らかに作業に取り組んでおり、それはそれで観ていて微笑ましい。ご安全に!

終盤にキャンプ場が敵の放火により炎に包まれるが、迫力が結構あって見応えある。

西部劇らしく最後は銃撃戦。バンバンバンバン発砲音が炸裂するのに紛れて自分も一発ぷぅと申し訳程度に放屁しておいた。


田淵って西武?
大陸を横断して、電信用の電線を張る男達。
荒くれ男達のやりとりが、日本の任侠映画に通じる何かを感じる。

ロバート・ヤングが、池辺良に似ているなーと思った事もあって、「池辺良と三船とかで、こんな感じの映画とか出来そう。と言うか、私はもの凄く観てみたいぞ!!」と思ってしまいました。

最後の筋を通す所には、涙。
そして、コックさんとその友だちのやりとりは、緊張感溢れるドラマの中で、クスッと笑えるいい道化役でした。
gorigori

gorigoriの感想・評価

4.0
シネマヴェーラでフリッツラング特集がやっていたので。
話の構成と溢れ出る臨場感。1940年代よ。。、凄いよ。
客層の加齢臭漂う年齢層も加えて渋さを漂わせる映画。素敵でした。
ランドルフ・スコットのアウトローと金持ちドラ息子のロバート・ヤングがいろいろ泣かせる。冒頭の、バッファローの群れのシーンからかなりの迫力であった。インディアンのふりをして悪業を尽くすバートン・マクレーン。
ラングの監督作品だけどサスペンスではないので期待しないで見たけど、魅力的な登場人物、広大な風景、火事のシーンの迫力など、見ごたえがあって面白かった。特にラストは、予想外に熱くて良かった。ラングはロマンチストなのかもな。

「フリッツ・ラング監督特集」@シネマヴェーラ渋谷
abdm

abdmの感想・評価

3.0
完成形を観たらそりゃ立派な西部劇だし、何より音楽が最高。
でもこれをフリッツラングが自主的に作りたいから作ったとはどうも思えないのがまた面白い。
俺が観たかったのはもっとドシンと重くのしかかるようなものだった!
まあでも普通に面白いのでなんも文句言えないのが凄いところだよほんとに。
堂ノ本

堂ノ本の感想・評価

3.5
ラングの作品にしては荒いんだけど、鍋を叩く音、銃声、など音1つで群衆を慌てさせるさまは見事。

終盤インディアンの元へ向かうショットで、パンするとインディアンの大群が映るの、どうしてもフォードを思い出してしまった。

ラストの火事のシーケンス、馬上の主人公が燃えた山を見上げる一瞬のショット、構図が妙にカリスマのラストを思わせたのだが勘違いかな。

ちなみにまた唾を吐いていた。フォードの投げる運動ほどキャリアで常にというわけではなさそうだが。
フリッツ・ラング監督が初めて作った西部劇。
テクニカラー映画なので、映像は綺麗。

アメリカ開拓時代を舞台に描かれたドラマ。
相変わらず、西部劇となると銃を持ったアメリカ人とインディアンが出て来る。

ある追われている雰囲気の男(ロバート・ヤング)が居るが、電線を開拓地に張り巡らせようとしている技師の男を助けたところから物語が始まる。
インディアンの襲撃、無法者アウトロー、技師の妹ヒロインなど西部劇らしい風景が散りばめられている。

本格的な西部劇映画という感じ。
のん

のんの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます


最後、ヴァンス(ランドルフ・スコット)の墓に記された“1861年”は、ウェスタンユニオン社が初めて大陸を横断する電信線を敷設した年であり、南北戦争の始まった年であるのね。後から気になって調べたら、舞台となるオマハはそもそもが様々なネイティブ・アメリカンの部族が住む地域であったことと、北軍の西の端だったということがわかりました。

映画は、ウェスタンユニオン社がアメリカの変革期に“遠く離れた各地を電柱と電線のネットワークで結んだ”そのひと役をかった、その背景には色々あったよという話。
電信の社史を西部劇に重ねたような感じで、さほど面白くないけどアメリカの歴史を感じられて良い。


ついでに。
ウェスタンユニオン社の電信サービスは、2006年に正式に終了したとのこと。
>|