【観る前の予想】
あらすじとしては、アマプラの紹介に書いてあることがほぼ全てだった。牧師さんが月2回、拘置所に行って死刑囚とお話する物語。
【観た後の感想】
面白かった。場面はほぼ変わらず、牧師さ…
死刑囚。利用しようとしたり、貶めようとしたり、ただ懺悔する人もいれば湾曲した解釈のままの人。少し希望が見えたところで執行されたり。
ずっと塀の中のストーリーだから牧師と死刑囚の対話がずっと続くのだけ…
自分の勝手な理屈で大量殺人しといて
屁理屈こねこねこねこねしていても
いざ自分の刑が執行されるとなると
取り乱して立つこともできなくなるんだな。
こんな罪で死刑確定しましたっていう
明確な説明はな…
懲戒師が死刑囚たちと接見する中で自分自身と向き合わざるを得なくなり、懲戒師として牧師としての在り方を変化させていく。変わる前の彼の言葉は、神を持ち出した途端に、軽く安っぽくなっていた。死刑囚側は変化…
>>続きを読むだんだんと登場人物の人となりがわかっていくのが面白かった。
人を嘲る囚人が対話を通して、どうやら牧師に感謝を伝えるに至ったのに対して、文字を読めなかった老人は勉強を通して今までの人生で自分が見えてい…
大量殺人で死刑囚になった青年・高宮(玉置玲央)。
教誨師(大杉漣)に対して高慢な態度を続けていたが、いざ執行前は恐怖に震えていた。殺された人もそうして恐怖に震えながら死んでいっただろう。最後の晩餐ど…
あなたがたのうち、だれがわたしにつみがあるとせめうるのか。
多種多様な死刑囚と関わり合い、綺麗事を述べ続ける中、時たま投げかけられる大杉漣自身が産んだ矛盾への指摘が、大杉漣を乱し、死や罪の権化であ…
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