存在のない子供たちの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 8ページ目

当時見たときに、メッセージの強い作品でその年に見た映画ではダントツだなと思った。

レバノンという中東の貧しい国のさらにスラムの子供の話で過酷だし、しんどい。ゼインの役の子は本当のシリア難民だったと…

鑑賞後の、この込み上げてくる感情をどこに持っていけばいいのかわからず苦しい。この世の全ての大人達が訴えられなければならない。貧困と環境だけの問題なのだろうか？しれっと言い訳をするこの両親にはらわたが…

最後が印象的。

ダルデンヌの様だけで似て非なる作り方。
ホントにこの世界はくそくらえって思う。これは映画だけど、本当のことももっと酷いことも含まれて感じられる。

平和な日本にいてはなんもできない…

リアルすぎる映像と、子供たちの演技が凄い
苦しいけど実際はまだこういう国があるってことを学べるし、産んでくれた親を訴える気持ちはすごい切ないでもリアル
ゼインの最後の笑顔と親に子供を産まないでくれっ…

淡々と世界の不公平さを描き出す2時間。
物語冒頭の少年のなぜ自分を産んだのか、という問いが物語の進行とともに重くのしかかってくる。行き止まりの人生という言葉が浮かぶが、上層ランクの人間以外は既に行き…