[マルセイユで狐につままれて] 80点
いつも通り揮発性の高いシャーネレク作品。若い写真家ソフィーは、ドイツにある自分のアパートをマルセイユの女学生と交換し、10日間の休暇をそこで過ごすことにした…
一つひとつの場面が長回しで撮影されていてありのままの時間の経過や空気感を感じることができると同時に、場面と場面の間は大胆に時間が飛んでいるなど、独特の時間の流れが印象的だった。
状況をわかりやすく説…
街を歩くゾフィーを捉えたバスの車窓からのカットが、さっきまでそこにいた彼女を失ってしまった場所からの目線のような寂しさがあり印象深く。
二度目のマルセイユの訪問で彼女がショッキングな事件を語ったのち…
環境音が完全にアンビエントと化してしていて、うたた寝ができてしまった。
冒頭常にゾフィーと同じフレームにピエールは映り込んでいるが、不自然なピンボケにより意識されているようなされていないような状態…