主演のジェレミーアイアンズが素晴らしい
しかしこんなに薬物が出る映画とは思わなかった
なんか双子のヤバい殺人狂みたいな話と勘違いしてました
自立に向かう話は星の数ほどあれど統一に向かう(しかも肉体的…
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人命を救うための実直な医療器具が、ある時は情事におけるSMの性道具となり、またある時は生物の一部を模した拷問道具のような形に姿を変える…
クローネンバーグの手に掛かれば、テレビ、車、ベッド、タイプラ…
ゴシックメルヘンなOPに19世紀怪奇小説みたいな設定で始まる物語だが、そこへセジウィックの指摘する「男女の恋愛が描かれているようで実際は男同士の関係が描かれているイギリス文学」に対するクローネンバー…
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私はこの世界に〈ひとり〉として生まれてきて、プラトンの饗宴で言うところの「おなかの繋がった片割れ」を探し続けてもがいているというのに、あなたたちはかっこいい器具で分離作業を行うわけですね。わけなんで…
>>続きを読む赤い背景に手術器具が描かれたオープニングが良い!
一卵性双生児として生まれてきた2人。体は離れていても心は結合双生児、何をするにも一緒死ぬのも一緒。子宮という2人だけの世界、空間にいた彼らは無意識に…
【俺たちはいつでも二人で一つだった】
デヴィッド・クローネンバーグ監督の異色スリラー映画。
〈あらすじ〉
一卵性双生児の兄弟であるエリオットとビバリー。社交的で野心家の兄エリオットと、内向的で繊…
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マーカス兄弟事件という実話に基づいているのだが(双子の産婦人科がバルビツール中毒になって死体で発見されたのは史実のまま)、そのテーマにはクローネンバーグ節が確かに息づいている。
以下は自分の勝手な…