ある監督にいい映画の条件を聞いた事があり、
その人が
「何も起こらない事」っと仰っていた。
この映画はその象徴。日常や人の奥底に秘めた
狂気が伝わってきた。
セリフがないように見えて、場面ごとに…
このレビューはネタバレを含みます
本筋から逸れて無駄があるようにみえるけど、その余白に洗練されたショットだらけでトータル締まってる。緩急の魔法
最後全て台無しになるのわかっている故に、終始漂う虚無の匂いがたまらん、くだらなさ
劇…
振った先にあるもの。
久しぶりの北野武監督作です。
監督作特有の、唐突な暴力と笑いは、劇伴のない静寂さも相まって、映画の良い緩急になっていました。(下手な歌を披露する中での暴力シーン、サヤカ(石田ゆ…