人を『斬る』。時代劇では半ば当たり前に行われ、その時代において『武士なら当然』とされていたことの意味を考えさせられる。常識の中にあって自分の斬りたくないという直感を信じるのがいかに困難か。
全く寄せ…
刀を作る過程から始まる本作は、生い茂る竹藪の中で手持ちカメラによる錯乱状態を追体験するという意味では前作「野火」に通ずるものがある。
刀を手に取りついに相手を斬ってしまう池松壮亮の瞬発力と、対峙す…
間違いなく今まで観てきた時代劇とは大きく一線を画する1本。「人は何故人を斬るのか」、その意味を問い質す作品は今までいくつも作られてきたとは思うが、今作はその問いかけがずっしりとのしかかってくるような…
>>続きを読むKAIJYU THEATER