南北戦争後のアメリカの世相を知らぬ者にとって肌感覚では理解しづらい物語だが、そういう見る側のハンデを軽々と乗り越えてくる素晴らしさ。葬列に人々が加わっていく場面には感涙。被差別者を切り捨てない主人公…
>>続きを読む掴みどころが少し難しかったが、コミカルに進む前半とは打って変わって、後半に進むにつれ徐々に主人公の人間性が鮮やかに変化していく様が心に沁みた。
主人公はプリースト判事。
裁判長としての再選をすべく…
青山真治がフォードのベスト3に選んでたので。
途中までウトウトしてしまったが、葬列のシーンの素晴らしさに泣いてしまった。
特に教会前でゴスペルが聞こえて、棺が運ばれていく所!
なんだこいつらって思っ…
【ハリウッド古典期の輝き】
最近BS録画にて。
米国南部の田舎町を舞台に、老判事の生き方を描いています。
米国の地域社会では判事は選挙で決まるのですが、その選挙を控えて老判事は多少の選挙運動もして…
「怒りの葡萄」(1940)「わが谷は緑なりき」(1941)「静かなる男」(1952)など、アカデミー賞監督賞を史上最多の4回受賞しているジョン・フォード監督の隠れた傑作。日本ではATG配給で1966…
>>続きを読む対比の映画だと思う。南北戦争の南と北。戦争と選挙。白人と黒人。怒りの隊列と喪の葬列。まったく単純でない世界を、人情味豊かに、ユーモアを交えて美しく捉えている。
おじさん達は常に少しずっこけていて、…
フォードの34年作品『プリースト判事』のリメイク、といっても話はまるで違うし、こちらはキャスティングが地味。南軍派と北軍派に分断されているような町、黒人差別と偏見、リンチが横行しているが、判事のプリ…
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