このレビューはネタバレを含みます
冒頭から法廷がいきなり楽団へ変貌する神憑り的な飛躍、それにつられてやってくる退役軍人らの描写から群れることの主題が示され、集会・パーティー・リンチといった結集の堆積がその極点である葬列へ変容していく…
>>続きを読む蒸気船の往来が何度も出てきて波を煌めかせて滑るようすが美しい。
『プリースト判事』から20年後に撮られて時代設定も20年経っているので、序盤での在郷軍人会のロートル感、南軍しぐさがさらに強固なものに…
スピルバーグの人物配置には違和感というか嫌悪感を感じることがあるけど、ジョンフォードとハワードホークスは人の配置で感動させに来るから、やっぱアメリカ最高峰なんだと思った。あの葬列の人の配置と歩き方に…
>>続きを読む100分版。皆の所作を捉える引きの暖かいこと。葬列に繋がる歩く動作は勿論、勢いよく直立することも、皆で座ることも、帽子を胸に添えることも。ドロシー・ジョーダンはぐったり横たわり続けて葬列に参加しない…
>>続きを読むやってくる蒸気船。寝床へ慌ただしく来るが堂々と。左利きでバンジョーを弾く青年。ハーモニカを吹きながら踊る。気持ちよく笑う親父たち。大勢の人が列を成して動く。脱帽して礼。聞こえてくる歌全部好き。
凄…
フォードベスト。
音響の威力。まるで、壮大なクラシックを聴いているかのような沈黙と音楽の審美的なバランス。
葬儀のシーンは永遠に映画史に残る。ひとり、また、ひとりと続々と参列者が増え、教会でプリース…