ハースメルの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「ハースメル」に投稿された感想・評価

natsumi

natsumiの感想・評価

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まさか今年になって公開されるとは思わなかった今作、全然宣伝も見かけなかったし上映スケジュールでたまたま見つけたから良かった(しかも普段行かない映画館)、と思ったらもう最終日?!ということで超滑り込みで観てきた。これはほんと映画館で観れて良かった…

自称天才のパンクロックスターでありヤク中のベッキーが暴走しどん底に落ちた後ステージに再び立つまでのストーリー。とにかくエリザベス・モスの演技が今回もほんとやばかった。カーラ・デルヴィーニュが演じたクラシーもファンとしてベッキーを純粋に尊敬の眼差しで見たり、制御不能のベッキーをモンスターを見るような目で見たりと表情の変化が上手くてベッキーのやばさが際立っていたし可愛かった。髪の毛ショートの方が断然可愛い。アギネス・ディーンもめちゃかっこいい… 今書くとレズビアンホイホイみたいな映画だな… そんなノリで観たら心臓に悪い類の映画だけど。次に何ををやらかすかわからなくてハラハラさせられるのに、それでもベッキーにそっと寄り添ってくれるバンドメンバーの気持ちもわかるし、そんな不思議な魅力を持つベッキーを見事演じたエリザベス・モスすごい。ほとんどアップのショットで暗くて閉鎖的でベッキーの狂気から逃げられない。手持ちカメラだけど揺れすぎずいい感じ。エンディングは寂しいけどあれで正解なのかも。
ジャケ写の通り、
滅茶苦茶なバンド時代と、
その後の彼女
その対照的なシーンで出来ている映画

もう、バンドの末期は観ているのが怖いくらい
彼女は自分へも他人へも危害を加えそうで
明らかに精神的に追い詰められているのに、周りもどうしたら良いのか分からないようだ
何より本人が混乱して辛そうだ
82年生まれキムジヨン🎥で医師の言った台詞は本当なんだな、と思った
その危うさやエキセントリックな感じまでバンドの魅力になっていたのだろうか
BGMの代わりに、ずっと不協和音のようなイヤな音が鳴っていて
彼女の精神状態を表しているようだった
こんな風ならバンドとは関係の無い世界にいたいなと思うほど気の休まる瞬間がなかった

一転、穏やかな日々
違う映画みたいだ
天使のような娘のタマちゃん
この子のためにも、健康で心も平穏であることを選んで欲しくなる

サムシングシーの他の2人も、
3人の若いバンド(カーラちゃんステキ✨)も、
あー!アンバーハードだったのか!の歌手も、
心が広いなと思ったし幸せになって欲しい
前半は肩が懲り、後半は後半でヒヤヒヤしながらで、あーくたびれた!
三十代後半のモスがパンクロックの歌姫とはどんなもんか期待した。
エリザベス・モスのクソビッチぶりが凄い。そこが見どころ。けど少々クドい。
後半、落ちる所まで落ちたベッキーがどう立ち直るかのストーリーを期待したが
ちょっと期待ハズレ。
立ち直りに工夫がなかった。

でもまぁモス見たさ、カーラ・デルヴィーニュ見たさだからまいっか。
アンバー・ハードもいて目の保養できてそこそこ満足。
カーラがもっと見たかったがあまり出番なかった。実際バンド活動もしててドラムが相当できるらしいがそこは無しで残念。
でる

でるの感想・評価

3.8
まずは日本公開ありがとうございます…。カーラ出演作という事でずっと楽しみにしてた今作。2018年にトロント国際映画祭でプレミア上映されてから約2年…公開2週間前にまさかの日本公開決定。めちゃくちゃびっくりしました。

どん底まで落ちた女性カリスマパンクロックスターの再起を描いた今作。
再起パートは最小限に抑えており、主人公ベッキーの常軌を逸した言動とその間ずっと流れる不協和音サウンドで終始息が詰まりっぱなし。周囲の人間の呆れきった表情と「こいつ…ヤバい……」といった雰囲気が辛かったですね。

主人公ベッキーを演じたのはエリザベス・モス。いやぁぁぁ凄すぎた。
『透明人間』で見えない他者に地獄のように精神を追い詰められ鬼気迫る演技がとてつもなかったですが今作も凄い…。
酒・ドラッグに溺れ、名声やプライド、仲間も失い自己破壊していく姿が見ていて痛々しいし何より怖い。何かに取り憑かれたような狂気的な演技が物凄かったです。

そして若手実力バンド“The Akergirls“のドラマーを演じたカーラ!
髪の毛を短くしてから初の出演作でしたが、そのカッコ良すぎるビジュアルと彼女が持つキュートさが相まって最高。実際にドラムプレイを特技としているという事もあってどハマり役でしたね。
この作品がきっかけで交際に発展したアシュレイとの共演シーンも、今は破局後という事もあって少々複雑な気持ちではありましたが二人ともほんと可愛いし何よりThe Akergirlsが最高だったので今度は彼女達の映画を撮ってください。お願いします(笑)
katohy

katohyの感想・評価

3.4
エリザベスモスのグランジ女王っぷりが凄かった。
バックステージのアッパーなテンションとがんがんアップな画面に圧倒されつつ、時折睡魔にもやられたけど、何を見せられてるんだろ、な味わいもまた楽しめた。
ロス・ペリーの映画を「必要」としてる人は間違いなくいて、自分はそんな人種だから、待望の日本公開を素直に喜びたい。
映画はもちろん素晴らしかった。悪意とゲロを撒き散らしているだけで泣けてしょうがないけど、欲を言えば、堕ちて腐ったまま、彼女の人生と一緒に映画も終わって欲しかった。最後の救済はすこし蛇足。映画に「救い」なんかいらない。

ただ、公開2週間で終了劇場多数という厳しい現実に落胆もした。せっかくの劇場公開も次に繋がらなければ意味がない。宣伝もほとんど投げやりだろう。そもそも『ハースメル』ってなんやねん…。『ハー・スメル』やろ! 中黒は一体どこにいったんや! ここは中黒のない世界線かよ!ってゆう。形式主義者なのでこーゆーの見るとイラっとするんですが。
主人公のグチャグチャダメになっていく姿を、ねちっこく見せる。
観る人によっては不快感を抱くであろうものを徹底的に撮る。
この姿勢を、讃えたい。

そして、物語は終盤へ。
ま、この終盤の高揚が、バンド映画では よくみる展開っちゃあ そうなんだけど、ただ直前までどう転ぶか分からない緊張感もあり、良かったと思う。
そしてラストの表情。素晴らしかった。

監督の初期作も観てみたい。
どなたか日本語字幕付けて〜
エリザベスモスなかなかの壊れっぷり。こんなボーカルのバンドしんどいよ。
前半地獄が続くので思わず時計を見てしまった。
まだ残り1時間も続くのかよ・・と
後半ちょっと救われるけど前半耐えた分のご褒美としては
少なすぎる。

最後まで観た自分を褒めてあげたい。
エリザベスモス主演人気バンドいざこざストーリー。
主演のエリザベスモスの怪演?というかキマッテる演技は素晴らしいと感じた。会話をしようにも支離滅裂なので会話にならない感じや、相手をけなし罵倒してしまう態度も人間らしさあり。
雰囲気は音楽映画なのに重く、最初から最後までミッドサマーばりの不穏な空気が流れる。ある意味胸糞映画かもしれない…
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