東京国際映画祭にて
この手の話はよくある気がするけど、映画としてのクオリティは高かった。
映画の中で笑える箇所は無いが、監督がオシャレしたウォーリーみたいで笑ってしまった。
監督も言ってたけど…
ストーリー展開としてはよくある目の前にある美味しい話に飛び付いて、気付いたら全部失っていたって話
スッキリ晴れた日がなく、全編通してグレーな色合いが多くて、すっごいクリアな綺麗な景色っていう訳では…
19世紀が舞台ではあるけれど現代へと地続きの普遍的物語。貧困・格差が引き起こす連帯の空中分解。容赦なき絶望の波状伝播に打ちのめされること必至。
そんな残酷な運命に翻弄されながらも、決して揺らがないか…
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