スカンジナビア航空機内で見られたから鑑賞。見逃していた映画だから嬉しかった。
北欧の凍てつく大地の厳しさとイェンスの内心描写がマッチしていて、凄味がある映像世界になっている。タルベーラ程淡々としてい…
爆睡系かと一抹の不安があったけど、幕が開けてみれば傑作でした。みすぼらしい爺さんが主人公の映画で4.5以上つけるの初めてです。
絶対悪さえも必要悪に呼び替えてしまえる、人間の自己正当化の性質が顔を…
人間、目の前にチラついた富と、一度あげた生活水準は落とせない、守りたい、そういう生き物なんだろうなと思わされる。覚えた喜びを、なかなか手放せない。かぶる帽子が変わること。日曜の教会で席があること、そ…
>>続きを読むノーザンライツにて。タイトルからして不穏な気配がぷんぷんなんですけど、案の定の北欧あるあるつらみ映画でとても良かった。観終わった時の口の中に砂でも残ってるような後味。これですよ、これ。
家族のためを…
東京国際映画祭でスケジュールが合わず観られなかったけど、トーキョーノーザンライツフェスティバルで上映され、やっと観ることが叶いました。
とにかく救いがなくて、重厚。デンマークの曇天、映像も暗く、心が…
壮大な自然とか綺麗な風景なんてものはなくて、寒さと飢えと不毛の地と暗さと悲しみと選択肢のない選択とか目を逸らしたくなるような人間模様だった。これは後に残る映画。
音楽は大好きなDanish Stri…
トーキョーノーザンライツフェスティバル2019より。
貧困を抜け出すため、家族を幸せにするため、主人公のじいさんは懸命に生きるのだが、目的意識を見誤ると不幸の道に転げてしまうことがまざまざと示される…
強欲爺さんのボタンのかけ違い(格調高め)。
闇の階調を見ているのではってくらい暗い画面、影絵のような世界で目を凝らして見る悲しき人間のカルマ、イェスパー・クリステンセンの深い皺、鋭い眼光。
清らかな…
【TNLF2019:農家はつらいよ】
6月に『パピヨン』リメイクの公開が決まっているマイケル・ノアー監督作。19世紀の貧困農家の日常を描いた作品だ。
今となっては、幸福度ランキング上位国、福祉国家…
極貧 搾取
そして、究極の選択
人間の感情の描き方が非常に生々しく、デンマークの寒空が極寒とともに過酷な現実をより際立たせる
何も知らない純粋な娘と父親の対比が凄まじく、思い描いた理想とかけ離れた…
©Nordisk Film Production