僕たちは希望という名の列車に乗ったの作品情報・感想・評価

上映館(16館)

「僕たちは希望という名の列車に乗った」に投稿された感想・評価

独裁との対立や表現の自由、連帯
バティ

バティの感想・評価

4.4
明日で終わるとのことで慌てて観てよかった。約120分ダレる時間一切なく進み真綿で首を絞めていくような詰められ方。少年たちの群像劇と成長の話であるだけでなく、東側で生きなければならない父たちの物語。

実話ベースと言いつつサスペンススリラーとしての巧妙さに唸る。あの調査官や大臣たちほ本丸が実は首謀者にないことと、彼らが予め「カード」を持っており、陥落させるゴールも見えているのが怖すぎる。

少年たちの演技も素晴らしく、テオを演じるレオナルド・シャイヒャーの無軌道な少年の携える表情の変遷が見事だった。そしてヨナス・ダスラー演じるエリックの慟哭...。全然そんなこと予想してなかったのにクルトとテオがやおいみあってよかったですね...。そっちに全振りしてないのもよかった。

あの時代ということはあるかもしれないが、少年たちや父たちにスポットが当たっていて、少女たちにはあまりクローズアップしてなかったのは気になったな。気になるのはそれくらいで、サスペンスと変わらざるを得なくなる少年少女たちの群像劇もよい塩梅の良作でした。今年観るドイツものどれも良いな。
ヴレア

ヴレアの感想・評価

4.2
ハンガリー動乱のニュース映像を映画館で目撃した学生達が衝撃を受け、何か自分達に出来ることはないかと行った"黙祷"。初めは軽い気持ちだったんだと思う。クラス全員でやる事で一体感が生まれるし、正しい行いをしたんだと錯覚する。
しかし、たったそれだけの事が国家を巻き込んだ大騒動に発展していく事になるなんて。
首謀者を炙り出す為に政府の何か重要な機関(良くわからないけど)から来たと思われる女性のお偉いさんが凄い圧力で怖かった。

彼らが希望を求めて向かう先には何があるのか、とにかく先の気になる展開と彼らの危うい青春ストーリーはとても感動的だった。これが実話というのだから凄い。
ゆうな

ゆうなの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

実話でここまで綺麗に起承転結を描けるのはすごい。

親との別れのシーン、今じゃ考えられない重み。
壁ができる前っていうのがきつい…

学生だからこそ持てるような信念の強さがひしひし伝わってくる表情がよかった

後日談ってノンフィクションでよくあるけど、
これほど胸が鳴る後日談はない、、
メラ

メラの感想・評価

4.5
冷戦下の東ドイツのエリート高校生たちがソ連の軍事介入に対するハンガリーの民衆に黙祷を行ったが、それ故に当局から進路を揺るがしかねない事態に突入する実話に基づいたドラマ映画。

 事実は小説よりも奇なり、と言われるが事実ベースのストーリーラインに確かな演技力・演出で若者の主張/青春に厚みを持たせた味わい深い一作でした。
あまり演技の良さについては語らない私ですが、この映画についてはキャスト陣の演技で一気に心掴まれる部分が数多い名演を楽しめます。顔の表情から声の緩急の付け方まで感情表現が多層的で普遍的なものに落とし込むところが良かったです。
そこが本作の一番の見どころであり、政治的な主張と大人たちとの衝突を通じて普遍的でエモーショナルなものに仕上げていると言っても過言ではないと思います!

 自由を謳歌する・大人と子供という支配する-される関係性がどう変化するか?を押し出した映画でテーマ自体はありふれたものではあるものの、青春ドラマとしての青臭さに加えて血族を越えた家族的温かさ・損得を越えた強い絆を描いたところが本作の政治的しがらみという根深い背景とマッチしていて非常に分かりやすかったかな。
子供の主張も親の主張も正しく、将来の進路と仲間との絆という究極の選択肢に揺らぎ選択する姿に心が掴まれると思います!台詞がなくても映像での説得力が高いし、照度の変化/ちょっとした仕草でもたらす希望の描き方も見事でした。

 いわばテーマ性がシンプルであっても演技・演出で厚みが増した素晴らしい映画に仕上げられる、を証明した映画に感じました。名演が見たい人にオススメできる作品です!
magnolia

magnoliaの感想・評価

3.6
重そうだ…と思って敬遠していて予定通り重かった(‼)が、後味は悪くない

それにしても暇やな!というのが最大の感想、黙祷2分への調査に使う人数と時間が半端ない、他にやることないんかお前ら…だいたい彼らはお前らの国の進学組、秀才の頭の回転止めるの難しいんやで
友情の在り方はキレイ過ぎとは思うが、でも不安の中で打ち合わせなく一致団結する姿は泣ける、学生時代にそういう心を体験できたら忘れられないだろうな
テオのさばけた感覚を「誤魔化す人」という一面的な捉え方する彼女、若さゆえの直進性だよなぁ、なんて

エドガー爺さんの諭す「自分の意志で動くことを選んだ人間は国の敵」といった内容の言葉が衝撃、当時ドイツは東がこの社会主義で西がナチなの?救われない…
考えさせられたわぁ!!
ってレビューしようかと思ったけどそれ以上にとなりの爺さん臭かった。
Bunkamuraは空気が合わないのかな?
Misa

Misaの感想・評価

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@le cinema
nakko

nakkoの感想・評価

5.0
久々にめちゃくちゃ良い映画を観ました。
3時間ぐらいの映画に思うぐらい少し重い内容、なのに映像もきれいでストーリーも良くて疲れない。
実話に基づいてるってことと社会的なストーリーに考えさせられるし、仲間と家族の絆に泣かされた。この映画にはこのタイトルがぴったりだって観終ってから思う。
終始クルトがかっこよかったです。あと個人的に3人で叫ぶシーンが好き。
n

nの感想・評価

4.0
こんなにもヨーロッパの言語を聞き続けたことないかも
曲もいいし、映像も美しい、俳優たちの顔も素敵
クラス全員が一緒に立ち上がるんだな
誰か1人を犠牲になんて出来ない
原作があるなら読まなくてはいけませんね
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