若者と大人が粛清や糾弾を巡り繰り広げる対話がとても自然で面白くて引き込まれる。民主主義や合理性を唱える若者たちに、当時のペレストロイカの世相を垣間見る。ラストの後日談は『暁の7人』級にやるせない。家…
>>続きを読む『翌日戦争が始まった』と聞いて気持ちタイトルが似ている『僕の村は戦場だった』を勝手にイメージしていたら意外とポップな印象で、序盤はお洒落や恋愛に興味を持つ高校生たちの楽しそうな学園生活が描かれていた…
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1940年、スターリンの恐怖政治下に迎えた若者達の短く鮮烈な青春劇。
厳しい監視、管理体制に市民同士が相互不信となり、自由な思想は退廃的と呼ばれ粛清される重苦しい時代。
教条主義的な大人たちに対し…
ドイツとの戦争が勃発する前の1940年ソ連の地方都市のある高校。共産党至上主義の思想教育が行われる中、クラスメートの少女の父親が思想に反することを述べたため逮捕をされ・・・という話。
セピア色の若…
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既に死んでいる、青年らの写真
そこから描かれていく各々の顔たちがやけに生々しく感じられた
"本当に生きる"ということ
"本当の人間"でなければ
爆発する感情
翌日戦争が始まる、という状況のなか…
古い写真のようなセピア色に脱色された特殊なカラー(モノクロに近いけれど赤みがかっている)が、ドイツとの戦争前に青春を送った主人公たち学生たちの青春への回想録を彩る。同時に冒頭で主人公たちの先生がナレ…
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