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「火口のふたり」に投稿された感想・評価

kohei

koheiの感想・評価

4.1
試写にて。けっこう好き。登場人物は柄本佑と瀧内公美の2人のみ。彼らしかいないようにすら見えるこの世界には欲を満たすセックスと食事しか存在していない。あるいは過去を回顧する言葉だけが。かつて体の望むままに相手を求めた時季があった。世界が終末へと向かうなか、そのどうしようもなく虚無で、しかし圧倒的に豊かな日々が、彼らを再び温かく包みこんでいく。

冒頭こそ説明台詞の多さが気になるものの、会話と性交と食事だけ、食卓とベッドという舞台のみで120分弱見せ切ってしまうのだからすごい。会話劇としても、コミカルな身体劇としてもなかなかおもしろいです。そしてなによりも、「ある謎」を抱えながら話が進んでいく映画なので、最後まで緊張感をもって観られる。

このレビューはネタバレを含みます

#白石一文 原作『#火口のふたり』、
新宿武蔵野館で何度も予告観ていて観たくてたまらなくなっていたら、
配給会社の #ファントムフィルム 様に
7/2(火)特別試写に招待頂いた。

予告は #柄本佑 と #瀧内公美 が常に交わっているのだが、
出て来るのも主演の2人きりだけ!
映画ではソレに至るまでの伏線が一応ついていて~
でも後は10日後に結婚式控えた直子(瀧内)と、昔の彼の賢治(柄本)がひたすら交わっている。
この柄本佑と瀧内公美 が実にたまらなく良い!!まさに〈生きている〉!
タイトルの「火口のふたり」になる過去の写真が出てくるのだが、そこから物語は始まるのだが、裸で抱き合っているそのエピソードと写真がまた美しいこと。

本作を御年72歳の名脚本家 #荒井晴彦 氏が自ら監督しているのだが、
その映像の若々しく美しいこと!
やはり〈生きている〉のだ。

SEXシーンに嘘が無い、感じ方にも嘘が無い!
コレ重要で、「嘘っぱち」の映画多いのだが(特に「女はこんなんで感じないよ!」ってのが)、全てが〈生きている〉んだもん!
柄本佑と瀧内公美2人しか出て来なくて、ずっと身体の快楽貪っているだけのこの映画の強み!!
常に〈生きている〉の。
だからずっと形変えてヤリまくっているだけでも、2人が愛しいし・観ていて全く飽きない!
たまらなく魅力的だ。
こんな〈生きている〉若々しい映画を
70歳過ぎで撮りあげている荒井晴彦、
化け物だなとも思った。

抑えきれない衝動のまま、
旦那になる男が帰宅するまで5日間という期限付きで〈生きている〉2人に、
やがてある問題が突きつけられて~
「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」
という究極の問いが目の前に迫った時、
今の私には[直子と賢治]のような相手いないけれど(思い出しはしても~)、
何より強い究極の幸せを見た気がした。

見終わって、1日経った今も、
ポスターにチラシにと、裸で抱き合うふたりの目が、
「この世の終わりまで二人は一緒だよ!」と言っている気がしてならない。

記憶、感覚、匂い、生、性、全てが描き込まれた究極のまさに「火口のふたり」っきりの映画。

賢治と直子を、
そして柄本佑と瀧内公美を、
まさに〈生きている〉映像を、
観た翌日なのに
再び観たくてたまらなくなっている!
だが公開は8/23(金)と1ヶ月半以上先で~お預け喰らっているようだ。

〈生きている〉ふたりは、とてつもなく愛しく美しい!
こんな映画魅せられたら、何も言えないよ。


余談だが、
〈愛〉と〈生〉を[嘘無く]描いている点で、
現在6/28~7/18迄 @ #テアトル新宿 開催中の
【#田辺弁慶映画祭 セレクション】にて
#石井達也 監督が、
自分の浮気より精神のバランス崩し
〈丸々2年間の記憶失ってしまった〉元彼女の #福田芽衣 監督を、
自分自身とともに撮り上げた
『万歳!ここは愛の道』という映画が
何日間か上映され、
6/29(土)鑑賞し(たぶん2人はもう別れてはいるんだよね?記憶失った芽衣ちゃんに石井監督は「2人はまだつきあっている」と嘘を言って寄り添うのだが)、
私は本作観て始終ボロ泣きしていたのだが、
『火口のふたり』観る前から何か同じモノを感じていて、
観て、やっぱり同じ後味あるのは
〈ふたりが生きている〉からか!?
あくまでも私の感覚で、感想です。
『万歳ここは愛の道』は 、
あとは〈石井達也Day〉7/15(月)~18(木)レイトショーで観られます♪
21時からのレイトショーと時間的に難しいかもだけれど、
『火口のふたり』とともに多くの人に観て欲しい作品です!!

『火口のふたり』も人によっては
「ただヤリまくっているだけじゃん」との感想しか持てない人もいるかもだけど、
私は〈生きている〉賢治と直子、ふたりを、本作を多くの人に観て欲しいと心から思っています♪

ファントムフィルム 様、観たくてたまらないでいた『火口のふたり』、
いち早く観せて頂きありがとうございました。
A

Aの感想・評価

4.0
試写にて。
先に見た知り合いの方が「荒井晴彦が若返った」って言っていた意味がわかった。無軌道な活気に満ち溢れる画面はまるでロマンポルノのよう。原作よりカラッとしている。
やん

やんの感想・評価

-
+
2人の距離感の変化、矢印の変化が、生に伝わってくる(佑が役をつくるつくるつくる、、としていなかったのが良かった)

写真・絵の力の強さが
物語から浮いていて、良い
そこを説明しようともしない。
素敵。

富士山という象徴によって
東京の人々は被災者になる。

-
2人は動かず、すぐベットに寝るし、椅子に座るし、歩かない。これは手法だったが、成功していた?
ロケ地が狭く、移動が難しいことはあるが、効果的にはつかえてた?

ベット横並びで座るシーン、バックショットがワンカット入っていたけど、あれで終始良かったような気がする

ふたりだけでもいいが、
例えば佑は他の人にはどう接していて、相手にはどう特別な違いがあるか、などが見えなくなってしまっている

秋田、富士山
危機感をほぼ感じない

たくさんセックスするが、差がない
アップダウンがないから
こく

こくの感想・評価

3.5
身体の言い分はあるが、心の言い分は希薄。ふたりの行動はややインモラルで共感できないが、ふたりのセックス、食事、睡眠シーンのみで2時間成立させたのは凄い。瀧内公美は文字通りヤリ過ぎで、今後のキャリアが更に心配です。

世界が終わるかもしれないとき、男女はサルになるという実験でもあります。

若松組遺伝子の、反原発、反現政権、反自衛隊が主人公ふたりのねっとり性愛ストーリーに関係なくしっかり挿入されてます。
秋田の盆踊り、いいな。東北の閉塞感のなかでの広い寂しさのようなものをかんじた。
Kyasarin

Kyasarinの感想・評価

3.9
5/13
プレス向け試写会にて鑑賞。

役者2人のみ、二時間濡れ場、荒井晴彦監督、柄本佑主演ということで興味が湧いた。

トータル14回濡れ場がある。
だが、濡れ場だけではなく2人の細かな心情、そこに至るまでの事細かな説明を2人でするのだが、2人しか登場人物が居ない為難しいかと思いきや意外と自然だった。

たかが5日間、されど5日間。長いようで短い。2人はその間に身体を重ね、途中で笑いも起きるような事もあり、一緒に食事をして、眠る。
性欲テロと飯テロの繰り返し(笑)
忙しくて忘れていたような人間としての生理現象が其処にはあった。倫理的では無いが動物的。本能の侭に生きるのもそれもまた幸せなのかなと思った。
後半段々エスカレートして行って、アブノーマルなセックスになって行くのだけれど、それもまた2人の心情を表して居るのかなと。
田舎独特の自由に撮れる雰囲気と美しい情景とお祭り。原作から舞台を東北に変えたらしいが東北人としては嬉しかった。東北に絡めた台詞も印象的。柄本佑の秋田弁の上手さ。
まさか震災と自然災害までも絡めてくると思わなかったのでそこにはびっくりした。
柄本佑の役者魂。真面目に取り組む姿勢、脱帽した。瀧内公美さんも頑張っていた。彼女の身体つきはエロいと言うよりは芸術的な印象だった(私が女だからか?)
劇中の写真が素敵。写真集も出す予定あるとか。欲しいかも。
色々考えてしまうのでまた観たい。
とても観たかった作品だったので試写会お誘い戴きとても嬉しかったです、有難うございます。
日活的な湿度は無く、映像と音楽が案外開放的でエンディングとあわせて意外とポップだった。セリフのディテールや間合いがリアリティあって思考を放棄して身体の言い分に任せてしまう未だに大人に成りきれず共依存へと流れて行く様は、自然に逆らっても無駄で人間も所詮は自然の一部に過ぎないという諦め若しくは自分達への言い訳だろう。快楽に任せようという思考は今の時代背景に置いては極めて自然で生と死と災害が作品全体に渡ってバランス良く描かれていて観やすかった。
2019-3-18川崎市アートセンターで鑑賞した、いいピンク映画,主人公たちは14回セクシーをするね〜〜外国人の観客たちは全部びっくりしたね〜〜
あきた十文字映画祭で鑑賞!(2/11) 今年の8月に公開予定の秋田県ロケの作品、一足お先に見ることができました…(世界初のプレミア上映らしいです) なにしろ、キャストは柄本佑さんと瀧内公美さんの二人だけ。約2時間の映画、二人で絡み続けるR18の映画です… かなり過激なシーンの連続ではありますが、「身体の言い分」ですから、仕方の無いことなのです…(笑) 舞台挨拶で登壇した瀧内さん、とてもお綺麗でした…(山形で見たときより、笑顔がいっぱいでした…)