軸になる事件は、発端にしか過ぎない。この作品の肝は「愛」である。
淡々と描く深田演出が見事。それが心に沁み、苦しくなってくる。行き場のない苦しみが。
時間が錯綜する前半は、映画を見慣れていないと混乱…
深田監督らしい不条理や不穏な空気を残しつつも、それでも過去作に比べるとわかりやすい作りになってるかなとは思います。
個人的には切っ掛けとなる事件が、市子の立場をそこまでにするかな?と言う疑問が少し…
よこがお
とても良かったです。
筒井真理子さんが
とにかく素晴らしい演技でした。
前作『淵に立つ』から
深田監督の次回作を楽しみにしていましたが、
期待を裏切らない作品でした。
今回Fil…
252 2019/7/19 筒井真理子さんの柔らかい気品が美しい。
どうしようもない状況に陥り全てを失うやるせなさと生きるためのモチベーション。
知る権利を笠に着たマスコミのフラッシュの棘、物語の展…
なんというか、誤解を恐れずに言えば、文学的な装いの昼メロみたいだった。
訪問看護師の甥が事件を起こしたばかりに看護師自身が、その身分や私生活を台無しにされていく。
愛と憎悪。復讐と復讐。
全ての行動…
突然やって来るパーソナライズされない不条理が最後まで日常に溶け込まない感覚 を味わいたい。深田監督作品の醍醐味。
今回起きる事件は違和感のかたまりなわけだけど、それでも映画をみ進められるのはその先…
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