光と血の作品情報・感想・評価

「光と血」に投稿された感想・評価

喪失、予期できない悲劇、罪と罰、贖罪、怨讐、呪縛、再生

イニャリトゥ、Cイーストウッド、ヴィルヌーヴ、そして日本が舞台ということで坂元裕二の作品を想起させる

テーマを語るのであれば「恋人たち」を引き合いに出していいのかもしれない

登場人物の連鎖は「バベル」のようでもあった

河瀬直美ばりの黒が締まらないカラコレ、リークの多用がうるさめであまり好みではないものの藤井組、「帝一の國」「ユリゴコロ」も手がけた今村圭佑のカメラと織田誠の照明、堤祐介の音楽がしっくりくる

キャストは小林夏子とアベラヒデノブ以外は知らない人で正直キツい人もいるにはいたが、作品の持つ熱と圧でネガをねじ伏せた印象

荒削りなところをリアルに昇華する手腕が藤井道人監督らしい秀作
yohei

yoheiの感想・評価

3.9
世の中の辛いことが詰まった映画で観ていて辛かった。
でもめちゃくちゃ良い映画。
笑生

笑生の感想・評価

3.5
自主制作らしい熱気に溢れた映画で飽きずに観られた。ところどころ分かりにくい箇所があったけど、「クラッシュ」みたいに絡みに絡む群像劇は良いですよね。登場人物多いし、無名の役者さんばっかりやから整理しながら観ないと訳わからんくなるから頭使うよね。でも面白かった。
ポコ

ポコの感想・評価

4.5
ふとした瞬間に加害者被害者となってしまい、そこから始まる苦悩の日々。
いつ誰がなってもおかしくないと思う。
もがきながらも生きていく様は見ていて息苦しくなった。
でも最後には(こんな薄っぺらい言葉で申し訳ないが)お前も頑張れって言われた気がした。
nonzk

nonzkの感想・評価

3.7
今この瞬間にもどこかで誰かが死んでいる

心が死んでいる、魂が死んでいる
光が死んでいる、命が死んでいる

言葉は生きているから言葉だと
映画が教えてくれた気がしたのはいつだったっけ
不思議と自分の言葉は果たして生きているのか
心配になって、そっと声にして呟いてみた

一度死んでしまった感情は元に戻らない
もう同じ形に戻る事も決してない

記憶だけが生きている脆さを抱きしめて、
記憶は勝手に思い出へと形を変えてしまう
残したまま、残されたままの人生で
人はそれでも明日を見るのでしょうか
それとも明日が勝手に来るのでしょうか

失ってしまったモノを通しての未来は
もう見ることは出来ない訳で望めない訳で
それを赦すとか、はたまた恨み続けるとか
償うとか誤魔化し続けるとか
触られる程に煮えたぎる何かを沸かせます

きっと一番分かっているのは
当事者だったり経験者なのですから
もうこれ以上は物語にしなくても良いと思うんです
2017/06/10 新宿武蔵野館 Sc.1
人が皆持っている善悪の両面や苦しみを描いた群像劇。
加害者とその家族、被害者とその家族それぞれにそれぞれの人生がある。
凄まじい作品。
kunico

kunicoの感想・評価

3.9
とても気持ち良いずっしり感。
受難を描く映画の奥行きは深い。

なんてことない、いつも通りの生活の中、突如襲ってくる不幸っていうのは誰しもに起こりうることで、そういう不幸はだいたい不可避だ。
だからこそ他人事では済まないし、その臨場感に痛みさえ感じ始める。
とはいえ、映画的な演出が見られるのはさすがで、ドキュメンタリー的では無い。

主演の打越梨子ちゃんの凜とした佇まい、必要以上に爽やかなえづら、それに助けられて見終えた。

しかし1つ言うなら、クライマックスのシーンは少々ファンタジーすぎるのでは...?
リアリティに寄り添いながら完走して欲しかった...。

と言いつつ、クラウドファンディング時代から存じ上げていた作品が、こうして日の目を見る瞬間を劇場で目撃できたことは嬉しい。
miiya

miiyaの感想・評価

3.6
最近だと 恋人たち 怒り などに似た話。


どうしても滲み出る 交通安全の教則ドラマ 感が否めないけど、邦画の良さとゆうか日本人っぽさがあってやっぱりたまにはこうゆうミニシアターでしかやらない邦画も観なきゃなと再認識。 娯楽としての映画ではなく、自分を引き出してくれる映画。


人間って 辛いことがありすぎるとなるべく考えないように気にしないようにして そしてちょっとやそっとのことじゃ何とも思わなくなる とゆうか、 いろんなことが平気になっていく。

色々大丈夫になったと思い込む。

でもこの映画は
そういった感情が一瞬で舞い戻ってくる。

生きてる感とゆうか。
ああ 平気じゃないじゃん 全然。って。

母親が娘の成績にヒステリックになってるとことかまあまあ地獄なかんじの描写上手いなあと。

えぐられたようで、
多かれ少なかれ誰にでもこうゆうことはあるのだよなあ と、なんか救われたようでもある不思議な映画。
dita

ditaの感想・評価

2.0
@第七藝術劇場
こないだ予告観て「しいたけを」さんってどんな方なんやろうと思ったらちゃんとした役者さんやった。さておき、事件の被害者と加害者両方の苦悩を理解することは本当に難しくて、ここまでドラマチックに描かれても残念ながらまだわたしにはわからなかった。
k

kの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

おそらく今年観た邦画で一番好きな作品の1つであることは間違いない。
同じようなテーマの邦画はたくさんあるがそれらの作品の中でも頭一つ抜けていた。俳優は誰ひとり知らなかったがそれもあってめちゃくちゃリアルに感じるシーンが多かった。
主演男優がダルビッシュ似の男前。
主演女優はガチで坊主にしたらしいがもとの髪型が何か変でズラにみえたのがちょい残念。あと髪切る前のキャラ時の必要以上な目ヂカラが何か受けつけなかった。
群像劇でキレイ過ぎるほど話が回収されて繋がりをみせるところが自分的にはめちゃくちゃ気持ちよかったのと、いろいろ考えさせられる話であるところと、一応救いのあるところが良かった。
最後のヒゲのカメラマンは何故捕まってないのか?人身事故で人生狂った人を長時間描いてきたのにラストでまたヒゲのカメラマンがわき見運転してるようにみえたところが残念ではあったが、そんな納得いかないことも帳消しにするほどとにかく凄い映画だった。死ぬまでにみれて良かった作品。