凄い映画。何より驚いたのは、生来盲目だった加藤氏が色を理解した瞬間だ。
そもそも色というものを見たことのない彼に対し、色相環を触らせて理論を語る専門家にも驚いたが、その説明に「なるほどそう繋がるのか…
指で輪郭をなぞる・反響を聞く
目以外を使って物を見る方法を知る
異なる世界にいる人同士が、どうにか相手の世界に分け入ろうと、言葉を交わしたり、体を使って触れ合ったり、その様に感銘を受けた 互いの工…
生まれつき全盲の加藤が映画を製作するドキュメンタリー。
顔や色彩の概念を学び、自身の内面にある映像イメージを可視化させていく過程は正にクリエイティブ。
見ることができない(見たことがない)のに彼の脳…
このレビューはネタバレを含みます
全盲の人が映画を撮るとどうなるのか。
不謹慎にすら思える企画だ。一度も目が見えたことがない人が脳内で描いていることを果たしてどうやって画面に再現するのか、再現できたかどうかの確認をどうするのか。正直…
内容説明を読んだとき全盲で映画をどうやって?と思ったのと「ナイトクルージング」というタイトルが素敵なので鑑賞。
序盤、予算はある程度あるようだと感じつつも、これはかなり困難というか、不可能なのでは?…
生まれつき全盲のミュージシャンが映画監督をする映画。
ラジオドラマじゃなくて映画。なぜかというと、作りたかったから。
どのような映像が生まれるのか。
淡々と制作はすすむ。
一度では理解しきれないけ…
映画とは人を写して、社会を映す。
我々の見たことのない世界を。
この作品はさらにそれを越えている。
目が見えないというのは
黒い訳ではなく、暗い訳でもなく、
何もないわけではない。
クリエイティ…