普段の生活態度がすでに危なっかしいのに、簡単にキレてしかも制御できなくなるという精神疾患を抱えているベニー。爆弾を抱えて綱渡りしているような緊張感が常につきまとう。
故に彼女に関わる施設関係者の心…
子供、教育、社会問題を題材にした映画が好きだと思う。
押し付けられる様々なシステムを自ら華麗に壊して自分の道を進んでいくベニーが愛おしいし、思わずいけ!と応援してしまう自分がいた。
「寄り添う」…
衝動を抑えられない子供は必ず存在する。
ベニー役のヘレナ・ツェンゲルがその若さで演じ切ってしまうのが驚異的。
物語を最後まで見せる演技力。
すさまじい存在感だ。
ベニーがミヒャの子供(赤ちゃん)に顔…
このレビューはネタバレを含みます
クソガキの話。主人公に感情移入しやすいように作ってあるがクソガキであることには違いない。正直、この子が救われないことに福祉が足りないとか社会の理解が足りないとは思えず、できる限りのことはしていると…
>>続きを読む正直日本から見てると相当手厚く子供の人権最優先で整えられてるように見える児童福祉のシステムにあっても、教育とは子供の社会化を目的にしているものである以上、その社会システムに適応できない限りどうしても…
>>続きを読む声の大きい人がって言うけど大きすぎても。なんかベニーちゃん、よく分かるのだけれど。でも最後までああいった感じだったのは好感がもてました。(周りの人は大変ですが)
社会性ってどうやって身に付くのだろう…
どこまでも制御不能のもどかしさがつきまとってひたすら息苦しいのに、時折ふいにタガが外れるような開放感が訪れる不思議な映画でした。
具体的には主人公ベニーが一目散に駆け出す瞬間、彼女の背中を追いなが…
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