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一般的な日本人が太平洋戦争に至る様子を、慶応2年から親子四代に渡って描く。
小倉が長州に攻め込まれた内戦、しかし虎視眈々と戦況を見つめる米英蘭仏も認識していおり本当の敵はそこだと言って死地…
沁みるね。田中絹代母としての姿。
誰が喜んで、自分の子供を立派に死んでこいと言えようか。当然の思い。
しかし、これを昭和十九年に上映できるとは。奇跡でしょ。
肩叩いてもらうシーンは、涙止まらなかった…
陸軍省後援情報局国民映画。敗戦の1年前公開のプロパガンダ映画なのに、いきなり幕末から始まるので面食らう。模範的な市井の愛国一家の記録。「貴公の息子一人ぐらい死のうが生きとろうが何でもないんだ。もっと…
>>続きを読む太平洋戦争末期、木村恵介監督はこの映画『陸軍』で軍部の反感を買い、映画を撮れなくなった。
という話を、映画『はじまりのみち』(2013)で知りました。その劇中で引用されたラストシーンが大変素晴らしか…
大東亜戦争3周年記念作
福岡のある一家の三代にわたる物語。
約60年ほどの時間を描くだけなのに、幕末から日清・日露の両戦争を経て満州事変に至るのは、本当に激動の時代だなぁと改めて思う。
陸軍省後…