陸軍省後援情報局国民映画。敗戦の1年前公開のプロパガンダ映画なのに、いきなり幕末から始まるので面食らう。模範的な市井の愛国一家の記録。「貴公の息子一人ぐらい死のうが生きとろうが何でもないんだ。もっと…
>>続きを読む太平洋戦争末期、木村恵介監督はこの映画『陸軍』で軍部の反感を買い、映画を撮れなくなった。
という話を、映画『はじまりのみち』(2013)で知りました。その劇中で引用されたラストシーンが大変素晴らしか…
大東亜戦争3周年記念作
福岡のある一家の三代にわたる物語。
約60年ほどの時間を描くだけなのに、幕末から日清・日露の両戦争を経て満州事変に至るのは、本当に激動の時代だなぁと改めて思う。
陸軍省後…
いわゆる戦意高揚を目的としたプロパガンダ映画ではあるが、その目的からは逸脱した場面なども多い。江戸から明治、大正、昭和と陸軍に身をさざけた一家を三代に渡って描く。また87分という尺も相まって非常にテ…
>>続きを読む軍からの要請によって製作されたいわゆるプロパガンダ映画ね………と思いきや。
代々受け継いできた軍人という名誉を、次の命にも継がせようとする両親。
父は身体が弱く戦地へ行けなかったことを恥じ、母はそ…
大日本帝国陸軍によるプロパガンダ映画。
なんだけど、ガチ愛国者の父親(笠智衆)と母親(田中絹代)とその厳しい皇国思想に育てられた息子のホームドラマ。今から見ればこんな嫌なオヤジやおふくろは悪夢でし…
『二十四の瞳』木下恵介監督が作ったプロパガンダ映画。
敵軍と戦わなければいけない理由を、福岡の商人高木家3代に渡る男たちの目線で描く。
ラスト10分ほど、青年が、祖父と父の期待を背負って笑顔で出…
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