当事者の反省は不可能に近いという現実
直接殺人を犯さずとも、その存在を知りつつ、絶滅を行う為のシステムの一部になっていた事が戦争犯罪となるか。現在のドイツの司法判断では、システムに関与するかど…
とある、元アウシュビッツの会計係の裁判から、戦後のナチスの裁判を振り返りつつ、件の裁判を追うもの。
戦争下であろうと、人の命を奪うことや傍観者であることが、間違っていると突きつける内容。
みてよかっ…
ナチ関連のドキュメンタリーで群を抜いて内容が濃いなと思った。
過去ナチの戦争犯罪における裁判について、色んな映像を観てきた。その中でもグレニングは最も誠実な対応をしていたと思う。
もちろん、過去に加…
90歳を過ぎた老人を戦犯の罪で逮捕。彼はアウシュヴィッツで会計係をしていた。
"未来のために判例を作る"
"I'm sorryさえあれば"
"倫理的な罪は認める、許してほしい"
裁判では体が不自…
今まで見たドキュメンタリーで1番内容が濃くて興味深かったです。
ドキュメンタリーの見方がよく分からないのでいつも「世界仰天ニュース」とかを見る気持ちで軽く見ちゃうのですが、こちらは最初はそんな感じで…
記録
70年前の罪を裁く上で重要なのは、未来のために判例を作ること。人種、宗教、部族を理由に殺戮を繰り返す人々に、何年かかっても罪は裁かれるということを指し示すこと。複雑な裁判の目的を指し示していて…
どこまで罪になるのか、いつまで罪に問えるか、何のために罪に問うのか。いろいろ考えてしまう。
被害者からしたら許せないだろうが、もっと早いうちから正直に話せば情状酌量されることにした方が、後世のために…
「ごめんなさい」だけで全部見方は変わるけど、でも、うん。
いろいろ考えることがあって難しい
ナチス側の話を聞く機会がなかったことに気づいて見たくなった。
腕を組む、たった一つの動作でなにかが変わっ…
このドキュメンタリー見てから、ぐるぐると第二次大戦のこと考えたりしてた。裁判の映像があることやアウシュビッツの会計係だった人をドイツで裁いていることにカルチャーショックを受ける人も少なくないと思った…
>>続きを読む戦後直後の裁判ではこの会計係をしていた彼よりも直接的に関わっていた人間が無罪放免されていたりする。
その点で考えると90歳を超えた彼が裁きを受けるべきなのかという議論が生まれるのは当然だと思う。
だ…